水產疫苗的正確使用(日本)
水産用ワクチンの適正使用について
● 水産用ワクチン
ウイルスや細菌などの微生物から作られる医薬品です。これを投与する事によって
体内に免疫ができ伝染病に罹るのを防ぎます。
水産用ワクチンは動物用医薬品の一種であり、薬事法に基づく国の承認、検定等各
種の制度により、その品質、有効性及び安全性が保証されています。
昭和63年8月にあゆのビブリオ病不活化ワクチンの製造が承認されて以来、現在
9種類の水産用ワクチンが承認されています。
● 魚病対策と水産用ワクチン
近年では、魚の病気を治...
水産用ワクチンの適正使用について
● 水産用ワクチン
ウイルスや細菌などの微生物から作られる医薬品です。これを投与する事によって
体内に免疫ができ伝染病に罹るのを防ぎます。
水産用ワクチンは動物用医薬品の一種であり、薬事法に基づく国の承認、検定等各
種の制度により、その品質、有効性及び安全性が保証されています。
昭和63年8月にあゆのビブリオ病不活化ワクチンの製造が承認されて以来、現在
9種類の水産用ワクチンが承認されています。
● 魚病対策と水産用ワクチン
近年では、魚の病気を治療する事から、予防するという事に変わりつつあります。
ここ数年で多くの水産用ワクチン(16製剤)が承認されました。
このことは、伝染病の予防とともに魚体や環境中への残留等の心配も少ないことか
ら、より安全な水産物の生産に寄与するものといえます。
● 水産用ワクチン使用に当たっての注意事項
・ ワクチン使用にあたっては、必ず、指導機関(都道府県の水産試験場、家畜保健衛
生所等)の指導を受けてください。
・ 注射ワクチンの使用にあたっては、必ず指導機関等の接種技術の指導を受けてくだ
さい。
・ ワクチンの使用前には、使用説明書をよく読み、用法・用量、使用上の注意等に従
って使用してください。
・ ワクチンの投与前には、魚の健康状態をよく観察し、異常がある場合には投与し
ないでください。
・ 開封したワクチンは一度に使い切ってください。
・ ワクチンは2~5℃の暗所に保存し、凍らせないでください。
・ 使用済みの使用ワクチン液は原則として下水道に廃棄してください。
農林水産省消費・安全局畜水産
化第19報について
(第18報からの変更要点)
● 未承認医薬品の使用禁止の対象が食用に供する為に養殖されている全ての水産
動物となりました。
● 使用基準に違反した場合等の罰則が「3年以下の懲役若しくは300万円以下の
罰金に処し、又はこれを平科する。」に強化されました。
● ブロノポールを有効成分とする消毒剤が新規追加されました。
● 1~3.4gのブリに使用できるビブリオ病不活化ワクチンが新規追加されまし
た。
● ひらめのβ溶血性レンサ球菌症不活化ワクチンが新規追加されました。
● ぶりイリドウイルス感染症、ビブリオ病及びα溶血性レンサ球菌症不活化ワクチ
ンの対象魚類がぶり属魚類に拡大されました。
承認されている生物学的製剤
あゆのビブリオ病不活化ワクチン
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
アユ・ビブリオ病不活化
ワクチン“日生研”
アユ ビブリオ病 浸漬 本品 10 倍希釈時は 1000ml 当たり
総体重 500g以下のあゆを 2分間浸
漬し、100倍希釈時は 1000ml当た
り総体重 200g以下のあゆを 10 分
間浸漬する。10倍希釈使用ワクチン
液は 10回まで反復して使用可能
ピシバック VAアユ アユ ビブリオ病 浸漬 本品 10 倍希釈時は 1000ml 当たり
総体重 500g以下のあゆを 2分間浸
漬し、100倍希釈時は 1000ml当た
り総体重 200g以下のあゆを 10 分
間浸漬する。10倍希釈使用ワクチン
液は 10回まで反復して使用可能
さけ科魚類のビブリオ病不活化ワクチン
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
ピシバック ビブリオ さけ科魚類 ビブリオ病 経口 本品を 10倍希釈し、1000mlあた
り総体重 500g以下の魚を 2分間
浸漬する。使用ワクチンは 10 回
まで反復して使用可能。
ぶり(ぶり属魚類)のα溶血レンサ球菌症不活化ワクチン
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
ピシバック レンサ ぶり α溶血性レンサ球
菌症
経口 ぶり(約 100~400g)に体重
1kg当たり1日量としてワ
クチン 10ml を飼料に混ぜて 5
日間経口投与する。
“京都微研”
マリナレンサ
ぶり α溶血性レンサ球
菌症
経口 ぶり(約 50~500g)に体重1
kg当たり1日量として 10倍
希釈したワクチン 10mlを飼料
に混ぜ5日間経口投与する。3
ヶ月以上の免疫効果を得る為
には、初回投与約3ヶ月後、魚
体重1kg当たり 1 日量とし
て 10 倍希釈したワクチン
10ml を飼料に混ぜて5日間経
口投与する。
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
アマリン レンサ ぶり
カンパチ
α溶血性レンサ球
菌症
経口 平均魚体重約 100~400gの健
康なぶり又はカンパチに魚体
重1kg当たり1日量として
ワクチン 0.5mlを飼料に混ぜ
て、5 日間経口投与する。3 ヶ
月以上の免疫効果を得る為に
は、初回投与 3ヶ月後、魚体重
1kg 当たり1日量としてワク
チン 0.125mlを飼料に混ぜて
5日間経口投与する。
ポセイドン
「レンサ球菌」
ぶり属
魚類
α溶血性レンサ球
菌症
注射 ぶり属魚類(約 30~300g)の
腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
Mバック レンサ注 ぶり属
魚類
α溶血性レンサ球
菌症
注射 ぶり属魚類(約 30~300g)の
腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
マリンジェンナー
レンサ1
ぶり属
魚類
α溶血性レンサ球
菌症
注射 ぶり属魚類(約 30~300g)の
腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
ぶりのビブリオ病不活化ワクチン
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
ノルバックス ビブ
リオ mono
ぶり J-O-3 型ビブリオ
病
薬浴 ワクチン1本(500ml)と海水
4.5Lを混合したものを使用ワ
クチン液とし、平均体重 1.0~
3.4g のブリを通気しながら 30
秒間浸漬する。使用ワクチン液
5L 当たり1回処理する総体重
は 1.85kg までとし、同使用ワ
クチンを3回まで使用できる。
ひらめのβ溶血性レンサ球菌症不活化ワクチン
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
Mバック イニエ ひらめ β溶血性レンサ球
菌症
注射 ひらめ(体重約 30~300g)の
腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを注射する。
イリドウイルス感染症不活化ワクチン
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
イリド不活化ワクチ
ン「ビゲン」
まだい
ぶり属魚
類
シマアジ
イリドウイルス感
染症
注射 まだい(約 5~20g)腹腔内又
は筋肉内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
ぶり属魚類(約 10~100g)の
腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
しまあじ(約 10~70g)の腹腔
内に連続注射器を用い 0.1ml
を1回注射する。
ぶりのα溶血性レンサ球菌症及びビブリオ病不活化ワクチン(2価ワクチン)
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
ピシバック注ビブリ
オ+レンサ
ぶり α溶血性レンサ球
菌症 J-0‐3 型ビ
ブリオ病
注射 ぶり(約 30g~2kg)の腹腔内
に連続注射器を用い 0.1ml を
1回注射する。
マリナコンビ‐2 ぶり属魚
類
α溶血性レンサ球
菌症 J-0‐3 型
ビブリオ病
注射 平均魚体重 30~300gのぶり属
魚類の腹腔内に連続注射器を
用い 0.1mlを1回注射する。
ぶり属魚類のイリドウイルス感染症及びα溶血性レンサ球菌症不活化ワクチン
(2価ワクチン)
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
イリド・レンサ混合不
活 化 ワ ク チ ン
「ビゲン」
ぶり属
魚類
イリドウイルス感
染症
α溶血性レンサ球
菌症
注射 ぶり属魚類(約 10~100g)の
腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
ぶり属魚類のイリドウイルス感染症、ビブリオ病及びα溶血性レンサ球菌症不活化ワクチン
(3種混合ワクチン)
※参考資料:農林水産省ホームページ、畜水産安全管理課パンフレット
医薬品名 対象魚類 対象疾患 用法 用量
ピシバック注 3混 ぶり属魚
類
イリドウイルス感
染症 J-0‐3 型
ビブリオ病
α溶血性レンサ球
菌症
注射 ぶり属魚類(約 10~860g)
の腹腔内に連続注射器を用い
0.1mlを1回注射する。
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