日立补偿导线

1 1.0 8.7 115 2 1.5 14.0 240 3 1.5 15.0 305 4 1.5 16.0 370 5 1.5 17.5 440 6 1.5 19.0 520 7 1.5 19.0 545 8 2.3 7/0.65 1.95 0.5 0.05 1.5 21 630 9 以上 1.6 22 705 10 1.6 23 775 12 1.7 25 910 15 1.8 28 1,120 20 1.9 31 1,450 25 2.0 35 1,780 30 2.1 38 2,110 1 1.0 7.9 95 2 1.5 12.5 185 3 1.5 13.5 225 4 1.5 14.5 275 5 1.5 16.0 325 6 1.5 17.0 370 7 1.5 17.0 385 8 1.3 4/0.65 1.57 0.5 0.05 1.5 18.5 445 9 以上 1.5 19.5 490 10 1.5 21 535 12 1.6 22 625 15 1.6 24 755 20 1.8 28 990 25 1.9 31 1,210 30 2.0 33 1,430 電 機 ・ 産 業 用 製 品 104 電線ケーブル 定格：－ 規格：JIS C 1610（ANSI MC 96.1） 制御・計装・信号ケーブル JIS C 1610-1995区分2，-1981の場合 絶縁体の色別及び白線心上のナンバリングによる。 正導体：赤，負導体：白 2対～30対：赤×白（ナンバリング1～30） ナンバリングは算用数字1～30を印刷 シース色：別参照 別表参照識　別 補償導線は，熱電対温度計の熱電対と測定計器の 間に使用されるもので，熱電対端子の温度変化に よって起こる熱起電力の誤差を補償するために， 使用される電線です。 また，動力回線等の誘導障害の恐れのある場合は 遮へい付きのものが使用されています。 用　途 補償導線 ■略号の意味 〈記号例〉 - - G S R ④⑤⑥ TX ③ S ② SH ① ①絶縁体　 の材料 シース V ：ビニル H ：耐熱ビニル SH ：特殊耐熱ビニル E ：ポリエチレン 6F ：テフロン（FEP） R ：シリコーンゴム G ：ガラス ②遮へいの種類 S ：銅テープ SB ：遮へい編組 SLA：アルミラミネート テープ＋ドレンワイヤ ③補償導線の種類 ④耐熱度 G ：一般用 H ：耐熱用 ⑤精度 ナシ：普通級 S ：精密級 ⑥形状（1対のみ適用） R ：丸形 F ：平形 仕　様 VVタイプ多対構造表（銅テープ遮へい付）（丸形） 対 　 数 導　体　径 公　称 断面積 （mm2） 構　成 （本/mm） 外径 （約mm） 絶縁体 厚　さ （mm） 銅テープ 厚　さ （mm） シース 厚　さ （mm） 仕上り 外　径 （約mm） 概算質量 VV タイプ （kg/km） VVタイプ多対構造表（銅テープ遮へい付）（丸形） 対 　 数 導　体　径 公　称 断面積 （mm2） 構　成 （本/mm） 外径 （約mm） 絶縁体 厚　さ （mm） 銅テープ 厚　さ （mm） シース 厚　さ （mm） 仕上り 外　径 （約mm） 概算質量 VV タイプ （kg/km） （備考）1対の場合は，平形構造のものもあります。 その他ご要望についても承りますので，ご相談ください。 ｝ （備考）JIS C 1610-1995では種類を表す記号③が変更されているが当面従来通りとする。 BX RX SX KX WX VX EX JX TX 銅 銅 銅 クロメル 鉄 銅 クロメル 鉄 銅 0～100 0～200 0～200 0～200 23.9～204 23.9～93.3 0～200 0～200 0～100 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 標準 特殊 ＋0 －3.7 規定なし ±5 規定なし ±5 規定なし ±2.2 規定なし ±3.33 規定なし ±3.33 規定なし ±1.7 規定なし ±2.2 ±1.1 ±1.0 ±0.5 銅 銅・ニッケル 合金 銅・ニッケル 合金 アルメル 銅・ニッケル 合金 コンスタンタン コンスタンタン コンスタンタン コンスタンタン BC RCA RCB SCA SCB KX KCB KCC EX JX TX BX RX SX KX （精密級） WX VX EX JX TX （精密級） ― ＋3 －7 ＋3 －7 ±2.5 （±1.5） ±3.0 ― ±2.5 ±2.5 ±2.0 （±1.0） 規定なし ＋3 －7 （0～100℃） ＋3 －7 （0～100℃） ±2.5 （±1.5） ±3.0 ±2.5 ±2.5 ±2.5 ±2.0 （±1.0） 0～100 0～100 0～200 0～100 0～200 －25～200 0～150 0～100 －25～200 －25～200 －25～100 ― クラス2 クラス2 クラス2 クラス2 クラス1 クラス2 クラス1 クラス2 クラス1 クラス2 クラス1 クラス2 クラス1 クラス2 クラス1 クラス2 規定なし ±30［±4.0］ ±60［±7.0］ ±30［±4.0］ ±60［±7.0］ ±60［±1.5］ ±100［±2.5］ 規定なし ±100［±2.5］ 規定なし ±100［±2.5］ ±120［±1.5］ ±200［±2.5］ ±85［±1.5］ ±140［±2.5］ ±30［±0.5］ ±60［±1.0］ 電 機 ・ 産 業 用 製 品 105 ■補償導線とは？ 導体の組合せと温度公差 1.熱電対による温度測定について 異種類の金属を接触させてループを作り，片方の接点を熱 すると測温点と基準点との温度差（T1－T2）に応じて電圧 が発生します。これをゼーベック効果といいます。 コンピュータを主体とする電気的計測制御システムの普及 により，各種プラント・火力発電所ではこの原理を利用し た熱電対による温度測定が一般的に行なわれております。 A B T1（測温点） T2（基準点） 電圧計 2.補償導線の使い方 熱電対は，室温～数百℃（場合によっては1,000℃以上）で 使用され，起電力も安定していなければならず，きわめて 高度の品質を要求されます。しかし測温点と計器の距離が 長い場合数百℃にまで温度が上昇するのは熱電対のごく一 部だけで残りの大部分は常温＋α程度の温度となります。 そこで上図の点線の部分には常温＋α（例えば60℃とか 100℃）以下で熱電対と同じ起電力特性を有するものが使用 されております。これが補償導線です。 高　温 測温点 常温 mV 計器，A-D変換器 スキャンナー等 記 号 正導体 負導体 温度公差 ANSI MC 96.1 温度範囲（℃）区分 公差（℃） JIS C 1610-1995 記号 温度公差 温度範囲（℃） 区分 公差（μV）［℃］ JIS C 1610-1981 記号 一般用 －20～100℃ 耐熱用 0～150℃ 導体の材質 導　　　体 補償導線のタイプと絶縁体，シースの識別 熱電対 補償導線 正導体 負導体 シース ANSI MC 96.1 正導体 負導体 シース JIS C 1610-1995区分1 正導体 負導体 シース JIS C 1610-1995区分2 JIS C 1610-1981 B BX 灰 赤 灰 灰 白 灰 赤 白 灰 （BC） S or R SX or RX 黒 赤 緑 橙 白 橙 赤 白 黒 KX 黄 赤 黄 WX 緑 赤 白 K （KCB） 緑 白 緑 赤 白 青 VX 茶 赤 赤 （KCC） E EX 紫 赤 紫 すみれ色 白 すみれ色 赤 白 紫 J JX 白 赤 黒 黒 白 黒 赤 白 黄 T TX 青 赤 青 茶 白 茶 赤 白 茶 （備考）1. 多対の場合の識別は，負線心上のナンバリングにより行います。 （絶縁体が，ビニル，ポリエチレン，架橋ポリエチレンの場合） 2.（ ）内記号はJIS C 1610-1995の記号 SCA or SCB RCA or RCB（ ）