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日本国家概况(第一篇 日本地理)

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日本国家概况(第一篇 日本地理)bbs.ribenyu.net日语论坛资料免费下载 NHK天声人语 日语猜谜 就来日本语家园 www.ribenyu.cn 日本の位置と面積 第一節 位置と国土 日本はアジア大陸の東側に南北3,000kmにわたって、弧状に位置している島国である。日本の東と南西には太平洋があり、アジア大陸と日本の間には、オホ―ツク海と日本海と東中国海がある。 日本は日本海と東中国海を隔てて、中国、韓国、北朝鮮と向い合い、東は広い太平洋を隔てて、アメリカ大陸と相対している。北にはオホ―ツク海を隔てて、ロシアのシベリアがあり、南には太平洋を...
日本国家概况(第一篇 日本地理)
bbs.ribenyu.net日语论坛资料免费下载 NHK天声人语 日语猜谜 就来日本语家园 www.ribenyu.cn 日本の位置と面積 第一節 位置と国土 日本はアジア大陸の東側に南北3,000kmにわたって、弧状に位置している島国である。日本の東と南西には太平洋があり、アジア大陸と日本の間には、オホ―ツク海と日本海と東中国海がある。 日本は日本海と東中国海を隔てて、中国、韓国、北朝鮮と向い合い、東は広い太平洋を隔てて、アメリカ大陸と相対している。北にはオホ―ツク海を隔てて、ロシアのシベリアがあり、南には太平洋を隔てて、フィリピンやインドネシアなどの国々がある。特に、朝鮮半島とは対馬海峡で、また樺太(サハリン)とは宗谷海峡で接しており、大陸や近隣の島々と極めて近い位置にある。こうした地理的条件は、大陸からの人間や文化の移動を容易にし、日本という国家の形成に大きな役割を果たした。 日本と中国は「一衣帯水」の隣国であり、上海から九州の長崎まで約460海里、台湾省から日本の南西諸島の南端までは、約60海里しか離れていない。 日本は東経約123度(沖縄県の与那国島)から154度(東京都の南鳥島)、北緯約20度半(東京都の沖の鳥島)から45度半(北方領土の択捉島)の間にあり、首都東京は東経140度、北緯36度にある。 日本の国土は本州・北海道・九州・四国の四つの大きな島ほか、散在する4,000弱の島からなっている。これらは日本列島と総称されている。 国土の面積は約37万8,000km2である。北海道は本州の北にあり、九州は本州の南西にあって、四国は本州の南にある。その中で、本州の面積が一番大きく、全国面積の61%を占めている。ついで、北海道は22%、九州(沖縄県を含む)は12%、四国は5%をそれぞれ占めている。 日本の国土は、北から北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄の九つの地方に分けられる。これらの地方区分は地形などの自然的特性と地域の産業や歴史的変遷を基礎にして分けられたもので、行政上の地方区分ではない。 行政上では、日本は1都(東京都)、1道(北海道)、2府(大阪府、京都府)、43県に分けられている。東北地方と関東地方には県が十二あり、中部地方には九つの県があり、近畿地方と中国地方には県が十、四国地方には県が四つ、九州地方には県が七つある。沖縄地方は沖縄県一つである。日本の都、道、府、県にはそれぞれ都庁、道庁、府庁、県庁が設けられ、その下に 市、町、村、などの順序で行政機構が設けられている。 日本の47の行政区域の中で、面積が一番広いのは北海道で、東京都の37倍もあり、一番狭いのは大阪府で、北海道の45分の1しかない。 練習問題 次の質問に答えなさい。  1、日本海はどこにありますか。 2、日本はアジア大陸の東にありますか、西にありますか。 3、オホーツク海は日本海の南にありますか、北にありますか。 4、太平洋は日本の東にありますか、北にありますか。 5、沖縄はどこにありますか。 6、日本の広さはどのぐらいですか。 7、日本で一番大きい島はどこですか。 8、日本には二音の県がいくつありますか。  9、日本には大きな島がいくつありますか。 10、日本の国土は、北から南まで九つの地方に分けられ   ますが、その地方の名前を言いなさい。 二、次の文の(  )に当て嵌まる数字や言葉を書き入れなさい。   本州の面積が全国面積の(   )を占めており、北海道は  (  )、九州及び沖縄は(  )、四国は(  )をそれぞ  れ占めている。日本の都、道、府、県にはそれぞれ( )庁、  ( )庁、( )庁、( )庁が設けられ、その下に( )、( )、  ( )などの順序で行政機構が設けられている。 日本の人口と気候 第一節 総人口と大都市 日本の総人口は約1億2.692万人(2000年)であり、これは中国、インド、アメリカ、インドネシア、ブラジル、ロシア、パキスタン、オランダに次いで世界第9位である。 日本の人口は、江戸時代のおよそ250年間は約3千万人で、大きな変化はなかった。明治維新以後、産業が発達し、人々の働く場所が増えるにつれて人口も増加した。第二次世界大戦で一時減少したが、戦後再び増加し、明治から100年ほどのうちに約3倍に増加した。そのうえ、毎年およそ100万人ほど増えている。近年は、医学などの進歩によって死亡率は低くなったが、家族計画の浸透、女性の晩婚化や出産に対する意識の変化などで出生率がそれ以上に低くなったので、人口全体としての増加率は下がっている。 人口の分布は、温暖で交通・産業の発達した太平洋側沿いの平野に多く、本州の南関東から北九州にかけて人口の70%が集まっている。 日本の総人口は2000年で世界第九位であり、最近の人口推計によると、日本の人口は2007年前後にピークに到達するが、その後は本格的に減少を開始するとされている。日本は人口の割に国土が狭いため、世界の中でも人口密度の高い国として知られる。人口密度は1km2に住んでいる人数のことで、日本全体の人口密度は337人(1995年)であるが、国土全体が山がちな地形のため、実質的にはかなり高密度な状態にあると言える。日本では、人口密度が一番高い所は東京都で、5,410人である。次は大阪府の4,614人、その次は神奈川県の3,377人である。 日本で一番人口密度が低い所は、北海道で72人である。次は、岩手県の93人、次は秋田県の105人、次は高知県と島根県の115人である。人口密度が高すぎる所を過密、低すぎる所を過疎という。工業の発展に伴って人口が都市に集中し、農村では著しく減少した。今、日本では過密と過疎が進んでいる。 今、日本では子供の数が少なくなって、年寄りの数が多くなっている。これを人口の高齢化という。日本はすでに1970年に高齢化社会に入っていたことになる。2000年に65歳以上の人の数は、総人口の13%であったが、予測では2010年に20%になって、人口の高齢化が今より進む。 日本人は世界で一番寿命が長い国民である。2000年に日本人の平均寿命は、男が77.6歳、女が84.6歳であった。高齢化が進む現在、2020年ごろには、4人に1人が老年人口になると予想されており、世界一の超高齢国になるとみられている。高齢化社会では、高年齢者の再就職の促進や労働能力の活用、心身の健康保持と体力の増加など、福祉の増進をはかる必要がある。また、寝たきり老人や1人暮らしの老人などのように、社会的な援助を必要とする老人の対策も不可欠である。 地形的な制約と経済活動の状況から、人口の分布は全国均一ではない。工業化に伴う人口移動の結果、とりわけ関東平野・大阪平野・濃尾平野を中心に人口が分布し、東京・大阪・名古屋の三大都市圏への人口集中が著しい。とくに東京圏への人口集中率は高く、1現在、東京圏の人口は3216万人で、東京50km圏内の人口だけで、全人口の1/4近くを占める。こうした人口の過密から大都市圏は地価の高騰、住宅の不足、交通事情の悪化、ごみ処理問題など、深刻な問題を抱えている。 現在、日本には人口100万以上の大都市が13ある。北から、札幌、仙台、埼玉、東京、横浜、川崎、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡、北九州である。そのほか、5万人以上の市が約660ぐらいある。 横浜は日本で2番目に大きい都市であり、人口は327万人ぐらいである。3番目に大きい都市は大阪で、人口は248万人ぐらいである。名古屋は日本で4番目に大きい町で、本州の真中にある。札幌は北海道にあり、福岡と北九州市は九州にある。 東京は日本の首都である。人口は約1,100万であり、日本で一番大きな都市である。日本の人口の約十分の一の人が東京に住んでいる。東京都には23区と27の市がある。東京の周りには、大きい市が沢山ある。八王子市、立川市、横浜市、川崎市、大宮市、浦和市、千葉市、船橋市などであり、ここを首都圏という。首都圏というのは、首都とその周りの所という意味である。 東京は日本の政治、経済、文化の中心地であり、ここには金融・製造業などの大企業の本社や、政治・行政機関、全国的な団体や組織の本部や大学などが集中しており、それらに隣接してホテル・デパート・旅行代理店・飲食娯楽施設などが多数立地している。ここへ毎日沢山の人が電車やバスで通勤や通学をして、通勤や通学に1時間以上かかる人が多い。東京では、昼間は人口密度が多くなり、東京の中心の千代田区では昼間の人口が夜の人口の20倍になる。 最近では東京の住宅地はだんだん郊外に広がっている。郊外に移る人々が多くなり、都心の夜間人口の減少が目立ち、いわゆるドーナツ現象が起こってきた。東京の郊外で、多くの衛星都市や住宅団地が発達し、東京と強く結びついた大都市圏をつくっている。東京を日本の政治、経済、文化の中心として相応しいように整えるために、周りの地方を合せて、全体としての発展をはからなければならない。そのため、首都圏整備法という法律が作られ、それに基づいて東京を中心とする広い範囲の整備計画が進められている。それは東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬、山梨の1都7県を含んだ地域を首都圏と定め、その中に、緑地帯、住宅都市、工業都市を指定し、中心部の人口や産業を分散させようとするもので、官庁や大学を都外へ移転することも考えられ、研究学園都市や都市開発地域の建設に重点が置かれている。 第二節 日本の気候 日本は中緯度地帯に位置するため、全体的に見ると気温が温暖で、四季の区別がはっきりしている。しかし、列島の北端から南端まで3000kmあるので、地域によって気温の差が大きい。例えば、北海道の稚内では年平均温度は6.2度であるのに、奄美大島の名瀬では年平均温度は21.1度である。 また、日本はアジア大陸の東岸にあって、季節風帯にあるうえ、周囲が海に囲まれているので、夏も冬も季節風が雨や雪を降らせる。このため日本の気候は多雨多湿である。年平均雨量は、九州が2050mm、四国が2030mm、本州が1700mm、北海道が1060mmで、雨量が最も多い紀伊半島のあたりは4000mmに達する地域もある。  春になると、移動性高気圧と温帯低気圧が交互に日本列島を通過する。大陸から日本海に発達した低気圧が進んでくると、激しい南風が吹き、日本海側ではフェ-ン現象が見られることがある。高温多湿な小笠原気団と、冷涼湿潤なオホ-ツク気団との間に、東西に伸びる梅雨前線が日本列島南岸に停滞すると、梅雨の季節である。夏至を含む季節であるにもかかわらず、とくに西日本を中心に降水をもたらすので、日照時間は短くなる。梅雨には高温多湿な日が続き、日本の特徴的な季節となっている。小笠原気団がほぼ日本全土を支配すると、梅雨明けである。晴天が続くが、湿度が高いので、熱帯地域以上に寝苦しい夜となることが多い。夏の終わりから秋にかけては、台風が到来する。この時期は台風の襲来だけでなく、発達しはじめた揚子江気団と、小笠原気団との間にできる秋雨前線により、比較的雨が続くことが多く、秋霖の季節と呼ばれている。この時期が過ぎると、移動性高気圧と温帯低気圧が交互に日本を通過し、比較的天気に恵まれ、秋晴れの季節となる。そして、寒冷なシベリア気団から季節風が吹き出すと、もう冬の訪れである。シベリア気団の勢力が衰えるまで、春は来ない。 このように、気温が温暖なこと、地域によって気温の差が大きいこと、雨量が多いこと、四季の移り変わりがはっきりしていることなどが日本の気候の主な特色である。 日本の気候は地域によってかなり違っている。その原因をまとめてみると、次のようである。 日本の国土は南北に細長いので、南と北では気候がかなり違っている。渡島半島を除いた北海道は亜寒帯性気候(月平均気温零度以下が四ヶ月以上)に属するが、奄美大島以南の南西諸島は亜熱帯性気候(年平均気温が20度以上)に属する。そして、その中間にある渡島半島、本州、四国、九州はみな温帯性気候(年平均気温が20度以下)に属する。このように、気温を中心にして分けると、日本の大部分の地方は温帯性気候であるが、南には亜熱帯性気候の所があり、また、北には亜寒帯性気候の所もある。 日本は季節風帯にあるため、季節風も日本の気候に大きな影響を与えている。冬は北西の冷たい季節風が強く吹き、夏は南東の季節風が吹いて、暖かい湿った空気を運んでくる。このため、太平洋岸では夏季に雨量が多く、日本海岸では冬季に深雪となる。 日本は高い山々が背骨のように列島の中央部を貫いている。このような地形も日本の気候に大きな影響を与えている。中央部の山地を境にして、太平洋側と日本海側とでは気候がずいぶん違う。太平洋側は夏に雨の日が多く、冬は乾いた風が吹き、晴れた寒い日が続く。これに対して、日本海側では夏にはわりあい晴天の日が続くが、冬は雪や雨の日が多く、曇った日が続く。 日本の気候はまた、大いに海流に影響されている。南方からの暖流は、北方からの寒流を弱めて日本を暖かくするし、また北方からの寒流は、日本の東北部を寒くする。その結果、海岸地帯と海から離れた内陸の盆地とでは気候が違っている。 以上のような原因によって、日本の気候は大きく太平洋式気候と日本海式気候に分けられる。この二大区分を前提として、日本をいくつかの気候区に分けることができる。 太平洋沿岸気候区は、夏は雨が多く、冬は乾燥する。日本海沿岸気候区は、一般に夏はわりあい雨が少なく、冬は雪が多い。北海道気候区は、冬が長く、日本海側に雪も多く、気温は低い。南西諸島気候区は、一年中気温が高く、しかも台風による雨が多い。瀬戸内気候区は、冬も温暖で年中雨が少なく、晴れた日が多い。中部高地気候区は、夏と冬の気温の差が大きく、降水量が少ない。 気候は産業や生活に大きな影響を与えている。夏は高温になるので、稲作が行われ、そのあとに、涼しい気候に適する小麦が作られる。東北では冷帯性のりんごやジャガイモが、西南では温帯性のみかんや茶が収穫される。日本人は複雑な気候の特色をよく知り、それぞれの土地の気候に応じて工夫をするなど、知恵と努力を積み重ねて、自分の生活を築いてきたのである。 第三節 季節風・梅雨・台風 日本では、夏には太平洋から南東の風が、冬にはアジア大陸から北西の風が吹く。これは毎年同じ季節に吹く風で、季節風(モンス-ン)という。 夏の季節風も冬の季節風も海から吹いてくるので、水分が多い。それで、夏は太平洋側で南東の季節風が吹いて蒸し暑く、雨が沢山降り、冬は日本海側で大陸方面からの北西の季節風によって雪が沢山降る。しかし、本州の中央に高い山があるので、日本海側で雪が降る時は、太平洋側では、乾燥した晴天が続く。 日本海側では冬、雪が沢山降り、新潟県のある所では、一晩中3-4mにも達する所がある。東京でも時々雪が降るが、大雪にはならない。 日本には、季節風の影響をあまり受けない地方もあり、瀬戸内海の沿岸の地方や、本州の中央の高地などである。 日本の気候に大きな変化を与えるものに、梅雨と台風がある。日本や朝鮮半島の南部、中国大陸の中部や南部・東南アジアなどでは、毎年六月上旬から七月中旬にかけて高温・多湿の雨季になる。日本では、このころを「つゆ」とか「梅雨」という。つゆには毎日雨が降る。雨が降らない日にもあまりいい天気にはならない。 梅雨は西南日本に強く、東北へ行くほど弱くなり、北海道には梅雨はほとんどない。梅雨の雨は田植えや水力発電に大変役立つ。しかし、西南日本では、梅雨の雨が少ないと、田植えに困り、多すぎると麦刈りに困る。また、東北地方では、梅雨の時に冷害が起こりやすい。梅雨になると、家の中は湿っぽくなり、かびが生えてうっとうしい。 梅雨の活動は、年によって大変違う。雨が降らない空梅雨の年もあるし、毎日毎日雨が降ることもある。また、集中豪雨になることもある。 日本では、毎年8月から10月にかけて台風が多く来る。台風は南の海で発生した熱帯性低気圧がだんだん発達したものである。 台風の進路は、たいてい決まっている。南の海で発生し、北に向かって進み、沖縄や南九州、南四国に上陸し、本州の上空に来る。台風は年によって大変違うが、平均一年に27個発生し、3個上陸する。 台風が通る時は、大風が吹いたり、大雨が降ったりする。台風は海上を発達しながら進んで来るので、上陸する時は大変力が強い。上陸した所では、大きい被害が出ることがある。また、台風が日本の近海を通る時にも、その影響で暴風雨になることもある。それによって、川が氾濫し、田畑が流されたり、橋や建築物が破壊されることもある。台風のころはちょうど稲の開花~結実期にあたるので、農家の心配も大きい。しかしながら、台風時の大雨は水資源を豊かにする。 自然災害 日本は地盤が不安定であり、気候の変化が激しいため、世界の中でも自然災害が多い国である。その自然災害の種類がいくつもある。 火山の爆発:日本は火山の多い国であるので、火山の爆発も多く、時には災害となる。1888年には東北地方の盤梯山の爆発は山北の部落を埋めて、500人の命を奪い取ったことがある。1965年には浅間山が400回も爆発して、多くの被害者が出てきた。1977年には北海道の有珠山が爆発し、周囲の農作物に大きな被害を与え、2000年3月31日再び噴火した。また、1979年の阿蘇山の爆発では死者三人を出した。 津波:地震や海底火山の爆発は、時には津波を起こして、被害を与えることもある。とくに、三陸のリアス式海岸では、たびたび津波の害を受ける。 風水害:台風による風水害は日本にとってとくに大きな災害である。中でも近畿地方を襲った室戸台風(1934)、関東地方を襲ったカスリン台風(1947)、愛知県を襲った伊勢湾台風(1959)などは多くの人命を奪い、耕地、家屋や交通路に大きな被害を与えた。 地震:日本は地震が多く、地震国として有名である。地震が起こる原因には、火山の爆発によるものと、地殻の変動によるものとがあるが、日本列島が環太平洋火山帯にあるので、火山活動も活発で、地殻の変動も多く、地震も多いのである。 日本では、地震は毎日のように起こっているが、その大部分は人間の身体に感じないものである。大地震は一般に太平洋側に多く、1923年の関東大震災、1946年の南海地震、1952年の十勝沖地震などはその例である。中でも、関東大震災の被害は大きく、死者9万人、負傷者10万人、破壊焼失家屋は68万戸におよんだ。 1995年1月17日の早朝、強い地震が阪神地方で起こった。震源地は淡路島の北で、神戸市、西宮市、芦屋市、淡路島が特に大きな被害を受けた。これは活断層の動きによって起きた都市直下型の地震であり、マグニチュード7.2、震度7という今までにない大きな揺れの地震であった。この地震で、電気・水道・ガスなどのライフラインもほとんど壊れ、高速道路や新幹線も使えなくなった。建物が地震で壊れただけでなく、その後で火事も発生したが、水道が壊れたり、道路が壊れたりして消火ができず、救助が遅れ、被害が広がった。この地震で死者は6,300人にもなった。 このように大きな地震では、災害地の役所や病院も被害を受け、そこで働く人も被害者であったり、情報システムも壊れたりして混乱し、政府に情報が届くのも遅れて、対応が遅くなってしまった。しかし、被害者は水や食糧を分け合って、落ち着いて行動し、大きな犯罪は起きなかった。 自然災害に対して、日本人は長い間に色々な努力を重ね、その被害を最小限に食い止めようとしてきた。防潮堤や防風林を造ったり、河道の改修や分流工事、ダム建設、稲の品種改良を行ったりするなど、様々な対策を立ててきた。さらに最近では、天気予報や洪水予報、地震や火山爆発の予知についても科学的な研究が進められ、災害の防止に大きく役立つようになった。また地震に対して強い建築や建築技術も開発されるようになったので、耐震性の強い高層建築も可能になった。   政府は毎年の9月1日を国の防災日を決め、この日には、全工区の公的機関によって防災訓練が行われる。 練習問題 次の質問に答えなさい。  1、日本の総人口はどれぐらいですか。 2、人口密度は何ですか。 3、日本全体の人口密度は何人ですか。 4、日本で一番人口密度が高いのはどこですか。 5、日本で一番人口密度が低いのはどこですか。 6、人口密度が高すぎる所を、低すぎる所を何と言いますか。 7、予測では、2010年に日本の65歳以上の人は人口の何パ-セントになりますか。 8、東京の人口はどのぐらいですか。 9、東京には区がいくつありますか。 10、日本には人口100万以上の大都市がいくつありますか。 11、横浜市や川崎市は何県にありますか。 12、首都とその周りの所を何と言いますか。 13、日本の気候の主な特色は何ですか。 14、日本の気候区はどのように分けられますか。 15、日本海側と太平洋側では気候がどう違いますか。 16、季節風というのは何ですか。 17、日本では降雪量の多い所はどこですか。 18、日本では雨季のことを何と言いますか。 19、梅雨のときには、どんな天気が続きますか。 20、梅雨のない所はどこですか。 21、台風というのは何ですか。 22、台風が何月から何月にかけて多く来ますか。 23、台風が通るとき、天気はどうなりますか。 第三章 日本列島 日本の地形 今から数十万年前には、日本列島はアジア大陸の一部であった。その後、太平洋の周りで火山活動が盛んになり、富士山やそのほかの山がたくさんできた。また、日本と朝鮮半島の間も海になり、日本は島になった。こうして日本列島は太平洋や日本海などの海に囲まれ、大陸とは浅い大陸棚で接している。日本と大陸との間にある日本海は深さが200m以下の浅い海である。しかし、太平洋側には非常に深い日本海溝や伊豆小笠原海溝があり、深さが6,000mから10,000mもある。 日本列島は、太平洋プレートが、大陸プレートの下に潜り込んでいるところに位置し、方向の異なった五つの島弧からなっている。また変動帯に位置するため、地殻変動が激しく、大地震や火山活動が盛んである。 日本列島は、中部地方を通るフォッサマグナによって東北日本と西南日本に分けられ、西南日本はさらに中央構造線(メディアンライン)によって内帯と外帯に分けられる。西南日本内帯は、一般に侵食の進んだ地形が見られ、準平原が隆起してできた隆起準平原が、吉備高原などに広がっている。また、近畿地方を中心に断層地形も多く、六甲山地(兵庫県)や生駒山地(奈良県・大阪府)などの断層山地や、京都盆地や奈良盆地などの断層盆地が見られる。 西南日本外帯には、内帯と対照的に、壮年期の険しい地形を示す紀伊・四国・九州の諸山地が広がる。これらの山地は一連の山地からなると考えられ、陥没した部分が紀伊水道や豊後水道となっている。そこでは大小のV字谷に海水が侵入したリアス式海岸が発達する。 東北日本は、東北本線が通る低地帯と、石狩―勇払平野を結ぶ低地帯を境に東西に分けられる。西側には奥羽山脈・出羽山地などが南北に連なり多数の火山が分布している。山間部には盆地が広がっている。東側では隆起準平原が見られ、西南日本内帯に似た性質を持っている。北海道では、壮年期の地形を示す日高山脈を除くと、氷河期の気候の影響を残す緩やかな地形の山地が多い。 日本は山が多い国であり、国土の3分の2近くは山地である。 日本列島の真中には背骨のように山が続いている。高い山が続いている所を山脈という。それで、日本列島全体は海の中にそびえている山脈のようである。 日本列島の中央には、3,000m以上の山が沢山そびえている。この山々はドイツとスイスの間にあるアルプスに似ているので、日本アルプスともいう。日本にはいくつかの火山脈が走っているため、地形は変化に富む。川は短く急流で、山あいでは深い峡谷をなし、海岸線は複雑には入り組んでいる。風光明媚な所が多く、温泉地も点在している。  日本の平野はほとんどが堆積平野であり、中でも河川が運搬・堆積して形成した沖積平野が多い。山間部では谷底平野が形成されるが、河岸段丘となっているところもある。川が山地から平坦なところに出ると、そこに扇状地が発達している。日本では山地が海に迫っているため、富山平野のように扇状地しか見られない平野もある。しかし、河川が海や湖に流入する河口では、三角州が見られることが多い。砂が堆積した浅海底には、海退により海岸平野ができる。 日本の山地 日本列島には山地や山脈が多く、日本の全国土面積の約75%を占めており、大きな平野はない。山地・山脈は東北日本では3列に、西南日本では2列に並び、日本列島の中央を背骨のようにつらなって、国土を太平洋側の日本と日本海側の裏日本とに二分している。 東北日本と西南日本の山地が出会う本州の中央部には海抜3000メートル前後の飛騨、木曽、赤石の三山脈が聳えて、日本の屋根(日本アルプス)と呼ばれる高山地帯を形成している。 西南日本を走っている2列の山脈の間には「中央構造線」と呼ばれる断層があり、これによって、西南日本は内帯(日本海側)と外帯(太平洋側)に分けられている。内帯を走る山脈は一般になだらかであるが、外帯を走る山脈は高くて険しい。このように、日本には飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈のように高くて険しい山脈もあれば、北上山地、阿武隈山地、中国山地のように、なだらかな高原状の山地もある。 日本には火山が多く、大小あわせて76もあり、活火山だけでも50あまりある。日本列島は七つの火山帯によってほとんど覆われている。七つの火山帯とは、千島、那須、鳥海、富士、乗鞍、白山、霧島である。火山の中には今でも噴火を続ける阿蘇山、三原山、浅間山などの火山がある。また、火山活動によってできた湖や温泉も沢山あるので、保養地や観光地として利用されている。 日本の山地はほとんど森林に覆われ、木材の産地として重要である。火山の裾野や高原地帯も広い面積を占め、麓には段々畑が開かれている所がある。また、火山の裾野や高原は水の便利さが悪いが、牧場として利用されている所もある。 富士山は日本で一番高い山で、高さが3,776mあり、典型的な円錐形活火山で、美しく広く裾野を持ち、冬には中腹まで雪に覆われ、一層美しさを増す。また、そばに山がないので麓から頂上まで見え、どちらから見ても、ほとんど同じ形である。昔、何度も噴火を繰り返していたが、今は活動を休んでいる。 富士山の北側には、美しい湖が五つあり、その湖を富士五湖という。富士五湖の近くは、林が続いているが、富士山の上には木も草も生えていない。一年中雪がある所もある。一般の人が富士山に登ることができるのは、七月の初めから八月の終わり頃までできる。 阿蘇山は二重式火山である。二重式火山というのは、一度噴火した所が陥没して火口原になり、その中に、また火口ができたものである。阿蘇山の旧火口は三、四万年前にできたものであり、東西18km、南北24kmもある世界で一番大きい火口である。今、この火口原で、多くの人々が農業や牧畜をして生活している。火口原の中をJR(鉄道)線も通っている。日本には国立公園が28あるが、阿蘇山もその中の一つである。 北海道には沢山火山もあるが、その中の一つの有珠山は、1977年に大爆発をした。それより33年前の1944年にも爆発し、その時、少し離れた所に昭和新山が生まれた。ある日、畑だった所が突然高くなり始め、一年の間に、407mの山ができ、これが昭和新山である。これは地の中の溶岩が持ち上がって山になったのであるが、昭和新山のように、山ができる時、はじめからよく見ることができたのは大変珍しいことである。 昭和新山のそばには洞爺湖という美しい湖がある。洞爺湖はカルデラ湖であり、カルデラ湖というのは昔噴火口だった所が湖になったものである。洞爺湖から少し離れた所に登別温泉がある。登別温泉は北海道で一番大きな温泉である。ここには昔噴火口だった所からお湯が噴き出している所がある。 第三節 日本の川と湖 日本は山が多く、海のそばまで山地の所が多いので、川は一般に短い。日本で一番長い川は信濃川であり、長さが367kmである。これは中国の揚子江の15分の1である。 川は中央の山脈を境にして、太平洋と日本海とへ流れている。このため、川は短く急流が多く、雨が降ると、川の水がすぐ溢れて洪水を起こしやすい。しかし、普段は川に水があまりない。                             山地から大量の土砂が河川に供給されるので、河川が小さい割りには運搬する土砂の量が多く、地形の変化が激しい。山地から削られた土砂や岩くずは河川に運ばれ、沖積平野をつくり、また三角州となって海岸を埋め立てている。沖積平野より高く、台地や段丘からなる洪積台地の中には、三角州や扇状地などが隆起してできたものもある。背後に高い山地を抱く大河川の下流域には平野が発達している。 落差の大きい急流は水力発電に適し、灌漑や工業用水や上水道などにもよく利用されて、とくに農業用水の優先的な利用が認められている。川の急流で美しい峡谷を造っているが、交通にはほとんど利用できない。長い川のない日本にはあまり広い平野もない。 湖は山間にあり、水が澄んでいて眺めの良いものが多い。湖の中で一番大きいのは琵琶湖であり、その面積が674km2である。琵琶湖は地盤運動によって断層が生まれ、それが落ち込んでできたものである。また、最も深い湖は田沢湖で、水深423mである。このほか、砂丘・砂州などによって外海と分離してできた潟として、霞ヶ浦168平方キロメートルがある。 日本の湖は主に水上交通、灌漑、発電、工業用水、養魚などに利用されており、景色の良い湖は観光地としても利用されている。 第四節 平地 日本では平地(平野、盆地、台地を含む)は狭く、しかも散在している。その面積は国土の約25%ほどにすぎない。川が海に流れ込むあたりには、たいてい平野ができている。関東平野、石狩平野、新潟平野、濃尾平野などが大きな平野であるが、世界的に見るとごく小さな平野にすぎない。また、平野のほかに山に囲まれた盆地や台地がある。盆地は中央高地や東北地方に多く、台地は関東地方や九州地方などに見られる。 平野や盆地は人々の生活にとって大切な所である。そのため、人口が集まり、農業や工業が行われ、また多くの都市が発達している。最近海岸には人工的平地である埋立地や干拓地が多く造られるようになった。 関東平野は利根川、相模川の流域に発達した日本で一番広い平野である。この平野は利根川の上流から運んできた土や砂でできた平地と少し高い所の台地からできている。この台地の所は火山灰地であり、ここにはあまり水がないので麦やさつまいもなどを作っている。利根川の下流には湖があって、水も豊富なので、ここでは米を作っている。 関東平野の中心の町は東京で、いま都心は官庁や会社のビルが立ち並ぶ所となり、人口が減少し、人々の生活場は、東京の郊外や神奈川、埼玉、千葉の三県に移った。これを人口のドーナツ化現象という。横浜・川崎・八王子・浦和・大宮・千葉などの町は、首都の周りの中核都市になっている。 東京の町は平野に向かって広がるだけでなく、海の方へも広がっている。大規模に東京湾が埋め立てられ、埋立地に公園やベッドタワンや様々な建物が建てられている。東京湾の埋め立ては、江戸時代から行われていたが、埋め立てに大都市のごみを使うようになってから、急速に進み、建設技術の進歩で大規模な臨海地区の開発の時代になった。関東平野の東部には東海村原子力発電所や筑波研究学園都市もある。 石狩平野は石狩川の流域にできた平野で、石狩川は北海道の中央部を曲がりくねって流れている。石狩平野は日本で二番目に広い平野であるが、火山灰地でできているので、農業にはあまり適しない。それで、ここでは牧畜や酪農が盛んである。 北海道ではアイヌ人が魚や動物を捕って生活していた。そこが明治時代の初めに開拓され、札幌はその時にできた町であり、札幌の町には今も開拓当時に建てた旧庁舎などが残っている。そのころできた札幌農学校が後に北海道大学になった。サッポロというのはアイヌ語のサトポロで「乾いた土地」という意味である。北海道にはアイヌ語の地名が沢山ある。 濃尾平野の西部は、木曽川、長良川などの三つの大きな川が合流している所で、梅雨や台風で川の水が多くなると、度々洪水になるが、近年は高い堤防を造って水害もだんだん少なくなった。 濃尾平野の南部の伊勢湾沿岸の地方は、1959年9月の伊勢湾台風の時、5メートルの高潮が堤防をこえて流れ込み、5000人もの人が死んだというひどい被害を受けた。その後、7メートルの堤防が造られ高潮や津波に備えている。 濃尾平野の東部は台地で、水が少なく農業はほとんどできなかった。1961年ここに木曽川から水を引いて長さ112キロメートルの愛知用水ができた。こうして、昔は荒れ地だった濃尾平野の東部も、今では、米作りのほか、野菜作りや養鶏などの盛んな地帯に変わっている。 第五節 海岸のまわり 日本は島国で海に囲まれているので、海岸線が長く、その全長は約3万2000kmもある。 日本の海岸線は出入りが多くて複雑である。特に太平洋岸には、東京湾、伊勢湾、大阪湾などがあり、半島も多く、各地に良港が造られている。 三陸海岸、紀伊半島、四国の西岸や九州の北西岸などは細かい入り江が多く、リアス式海岸となっている。リアス式海岸の入り江は波が静かで、水深も深く、漁港として利用されている所が多い。 日本海岸は太平洋岸に比べると出入りが少なく、鳥取、新潟、秋田付近などには砂丘の多い砂浜海岸が発達している。瀬戸内海や有明海のような内海や河口の三角州などでは、古くから干拓による新田の開発が行われてきた。そのほか、人工的な海岸が多く造られている。 日本の近海には、太平洋側を南から北へ日本海流(黒潮)と呼ばれる暖流が流れ、北から南へは千島海流(親潮)と呼ばれる寒流が流れている。この黒潮と親潮は東北地方の太平洋側の海、三陸沖で交わり、この三陸沖は暖流と寒流の魚が沢山捕れる大変良い漁場になっている。 また、日本海には、暖流の対馬海流と、寒流のリマン海流が流れている。 志摩半島の英虞湾には真珠の養殖場がある。これは御木本幸吉が作った養殖場であり、御木本幸吉は明治の中頃から真珠の養殖を研究し、とうとう養殖に成功した人である。志摩半島の海は暖かく、海水が奇麗で、波が静かなので、真珠の養殖に適して大変良い真珠がとれる。ここで養殖された真珠は世界各国へ輸出されている。 日本海岸には所々に砂丘があり、その中で、鳥取の砂丘は東西16km、南北24kmもある日本一の大砂丘である。 この砂丘は川の上流から海へ運ばれてきた土砂が、冬、海から吹いてくる風で岸に吹き上げられてできたものである。この砂丘は年々大きくなり、付近の田畑を埋めたり、家に損害を与えたりしている。そのため、人々は木を植えて防砂林などを造って砂を防いでいる。 近年、この砂丘は畑にされ、スプリンクラーで水をやって、西瓜、メロン、トマト、チューリップ、桃、梨、葡萄などが作られている。 第六節 植物と動物 日本の気候の地域差は顕著であるので、植物の生態は複雑で多極化している。日本にある約4,500種の植物のうち、約1,000種は日本固有種である。 北海道を含む日本北部には、トドマツなどの針葉樹など、シベリア地域と似通った植物が見られる。日本中央から九州にかけての平地には、クリなどの温帯落葉樹が多い。東北地方から中部山岳地帯ではブナ・カエデなどが広がる。これらの林は5月から6月には美しい新緑に覆われ、秋には山々は色とりどりの紅葉に彩られる。桜は日本人にはことのほか愛され、日本全土で植林されている。 日本は植物相が極めて複雑であるので、動物相も寒帯性動物から熱帯性動物まで極めて多様に発達している。 北海道にはヒグマなどシベリアの動物と同種のものがいる。本州には中国大陸・朝鮮半島と共通した動物が沢山いる。典型的なものはキツネ・タヌキである。また、本州にはシカ・キジなどの固有種がいる。このほかには、高山地帯の鳥で四季に応じて羽根の色を変えるライチョウがいる。かつて本州に生息していた日本オオカミは今は絶滅している。日本には北海道を除くどの地方にも、サルが一種だけ生息している。サルは本来熱帯性の動物で、寒帯には野生していない。しかし、日本ザルは青森県(北緯40度)にも生息しており、これはサルの北限になっている。雪の中で跳ね回る猿が見られるのは日本だけである。 練習問題 一、次の質問に答えなさい。 太平洋の周りには火山活動が盛んな所がありますか。 富士山は火山活動でできた山ですか。 日本海の深さはどのぐらいですか。 日本は国土の何パ-セントぐらいが山地ですか。 日本列島の中央にはどのぐらいの高さの山が続いていますか。 高い山が続いている所を何と言いますか。 日本アルプスはどこにありますか。 日本には温泉がたくさんありますか、それはなぜですか。 富士山の高さは何メ-トルですか。 10、日本には火山が大体いくつありますか。 11、普通の人が富士山に登ることができるのはいつですか。 12、二重式火山というのはどのような火山ですか。  13、昭和新山はいつ、どのようにできたのですか。 14、信濃川の長さはどのぐらいですか。 15、日本の川は短くて流れが急なのはなぜですか。 16、日本で一番大きい平野はどの平野ですか。 17、石狩平野は日本で何番目に広い平野ですか。 18、北海道はいつごろ開拓されましたか。 19、濃尾平野西部はなぜ水害が多かったのですか。 20、日本の海岸線の長さはどのぐらいですか。 21、日本の真珠の養殖場はどこですか。 22、鳥取砂丘はどのようにできたのですか。 23、日本には日本固有種の植物がどのぐらいありますか。 24、日本にはどんな動物がいますか。 第四章  日本の資源 地下資源とエネルギ- 資源とは、人間が生存と生活のために利用する自然の素材のことである。自然の中の何を、何のために資源として使うかは、技術と関係している。例えば、電気エネルギーは、自然には雷のような形で現れるが、その形では人間には利用できない。人間は人工的に電気エネルギーをつくり出す技術を発達させてきた。その結果、水力は、電力のための資源という新しい性格を持つようになった。また、最近のセラミック技術によって、砂は新素材の原料という新たな資源機能を持つようになっている。 資源は多用なを持っている。一つの区分として、自然の営みをそのまま利用するもの(空気、水、動植物など)、工業製品の原材料のように加高度を高くして利用するもの、人工的にエネルギーをつくり出し材料となるものに、分けられる。資源問題・エネルギー問題という言い方に見られるように、エネルギーは一応資源と区別される。そして、人工的にエネルギーをつくり出すには、資源が必要である。だから、エネルギーも資源にほかならない。 もう一つの区分は、循環的かどうかである。石油のように自然の長い歴史がつくってくれて大量に地中に蓄えられてきた資源も、使い切ってしまえばなくなる。このような資源を、非循環的資源という。石油のほかにも、石炭も天然ガスも、核燃料としてのウラン鉱も、もっぱら原材料として使用される多くの金属鉱物もそうである。 これに対して、太陽エネルギーに基づいて発生するエネルギー(太陽熱、太陽光、光合成、風力、水力、波力潮流)や、潮汐、地熱などは自然の営みが循環的に供給してくれるもので、循環的資源と呼ぶ。植物、魚類、動物も循環的資源であり、食糧や原材料として使われる。 現代の資源問題の代表は石油である。石油は資源として、工業原料として、またエネルギー源としてもそれぞれ多用な用途を持っている。また、現代生活のすみずみにまで利用されている最重要資源といえる。 日本の国土は地質が錯綜しているので、地下資源の種類が多い。主な鉱産物は、石炭、金、銅、石油、銀、亜鉛、硫黄、錫、鉄、鉛、硫化鉱、石灰石、粘土、陶土、そのほかの石材、砂利などである。しかし、石灰石、硫黄、石炭などを除くと、いずれも埋蔵量が少ない。今、日本は経済を発展するにつれて利潤の追求が第一に置かれるから、国内資源の開発に多くの金を使うよりも、外国産の地下資源を輸入した方がコストが安くつくということもあって、ほとんどの地下資源は輸入に頼っている。その中、原油と鉄鉱石は99%以上を外国から輸入している。 日本で使われているエネルギー資源には、石油、石炭、水力、原子力などがある。 石炭は、日本の地下資源の中では、わりあい多くとれるものの一つで、近代産業のエネルギー資源として早くから利用され、北九州、山口、常磐、北海道などの炭田が開発された。しかし、1960年代に入ってから、工場を始め、火力発電所や機関車の動力、家庭燃料にも石油が使われるようになり、石炭鉱業は急速に衰えて、今は、ほとんど閉山された。 これに対して、石油の使用料は非常に増えている。これは、石油が石炭にかわって動力や燃料として使われるようになったこと、さらに石油化学工業が盛んになったためである。日本の石油は日本海側の新潟県、秋田県、山形県などでわずかにとれるだけである。 日本は雨量が多く、川の流れが急なので、水力発電に適している。以前、東北地方や中央高地などの山地で電源開発が行われてきたが、近年はますます大規模なダムが建設されるようになった。しかし、工業の急速な発展に伴って、火力発電所も沢山建設されたので、今は、火力発電が多くなっている。 石炭、石油、水力のほかに、最近では原子力の利用が進められ、茨城県東海村の原子力発電所など九ヵ所で発電が行われているが、安全や廃棄物処理などの面で、なお研究を必要としている。計画によると、2000年には、日本のエネルギー消費量の15~20%は原子力発電によってまかなわれるようになると予想されている。 森林資源 日本では、森林の面積が一番広く、全国土面積の約三分の二を占めている。気候が温暖で、雨が多いので、木材の生育に適しており、世界でも指折りの森林国である。また国土が南北に長いため、杉、ひのき、松などの針葉樹から、なら、ぶな、くぬぎなどの広葉樹まで木の種類が多く、日本の山地には約22億m3におよぶ木材資源がある。中でも木曽(長野県)のひのき、吉野(奈良県)、秋田、天竜(長野県)の杉、青森のひばなどは美林として有名である。また、北海道の蝦夷松、椴松はパルプ材として有名である。 日本の森林はその所有者の違いによって、国有林、公有林、私有林に分けることができる。杉やひのきなどの美林やパルプ材を産出する大森林などは、国有林やパルプ会社、大山林地主の私有林になっている所が多い。こういうところでは伐採や運搬の機械化も進んでいる。しかし、私有林所有者の多くは1ヘクタール未満の小山林所有者である。近年、森林の面積は年々減っていたため、人工林を増やすことを重視している。 第三節 水産資源 日本のまわりには暖流と寒流が流れているので、魚の種類も量も大変多い。また、日本の領海の多くは大陸棚で、水深200mぐらいまでのゆるやかな海底で、海藻が生育し、陸地の河川から流れ込む栄養分も豊富なため、魚介類が沢山集まっている。日本はこのようによい条件に恵まれているので、世界でも屈指の豊漁地になっている。日本でとれる魚類にはにしん、鮭、鱒、鱈、たらば蟹などの寒海洋性のものもあれば、鰹、まぐろ、鯛、鰤、秋刀魚、いわしなどの暖海洋性のものもある。 日本は世界一の水産国で、1993年の水あげ量(813万t)は世界の第三位を占めている。日本の漁業のやり方には、遠洋漁業、沖合漁業、沿岸漁業などがある。最近、栽培漁業が盛んになってきた。栽培漁業には、川や湖で魚を育てる内水面養殖と浅い海で魚を育てる海面養殖とがある。 日本は世界でも漁業人口の多い国である。しかし、大部分の漁民は家族だけで漁をする。また、一部分の漁民は農業などほかの仕事を兼業しており、漁業だけで生活している専業漁民は少ない。日本は海岸の出入りが多いので、各地によい漁港ができているが、大きな漁港は太平洋岸に集まっている。特に水あげが多いのは釧路、稚内、八戸、石巻、銚子などである。 日本周辺の大陸棚では海洋開発の一環として石油、天然ガスなどの開発が進められている。また、大洋底でも鉄、コバルト、ニッケル、マンガンなど多種類の金属が発見され、その開発が研究されている。 第四節 公害 公害には、地盤沈下や大気汚染のようにたくさんの原因が重なって起こる都市公害と、ある特定の工場が住民に被害を与える産業公害とがある。日本は、明治維新以来120年余にわたる急速な経済成長の中で、深刻な環境問題を経験してきた。とくに、第二次世界大戦後、重化学工業を中心とする高度経済成長の過程で公害は全国規模で発生し、環境破壊はすさまじい勢いで進行した。 都市公害では、工場・自動車・家庭などによる大気汚染、工場・生活排水などによる河川や海・地下水などの水質汚濁、交通機関や工場・店・建設工事などによる騒音・振動、高層建築や家の建て込みによる日照の低下など、都市特有の公害現象である。また、沖積低地にある都市では、地下水の過剰揚水などにより地盤沈下が起きる。東京の江東区ではこれによって広いゼロメートル地帯ができた。東京・大阪などでは揚水規制をした結果、地盤沈下はほぼ止まったが、規制からもれた周辺の都市で沈下が始まり、東大阪・茨木・浦和・河口などで年間30cmも沈下するところがあった。 近年、大都市の緊急課題となっているものに廃棄物問題がある。事務所・工場・家庭などから出る産業廃棄物や一般廃棄物(ゴミ)は、産業の発展や生活水準の向上によって、大量に、また加速度的に増え続けている。東京都内で発生した廃棄物の約60%が他県で処理されているなど、「越境廃棄物」が地元との摩擦を引き起こしている。廃棄物の中には資源として回収できるものもあることから、福島県いわき市や千葉県松戸市などでは、住民の協力のもとに廃棄ゴミの減量運動を進めている。また、東京都目黒区や世田谷区など、市民が中心となって、ゴミのリサイクル運動を進めているところもある。廃棄物問題には、国政レベルでの抜本的な対策が必要であろう。 産業公害では、銅や亜鉛などの鉱山からの有毒な排水による河川の汚染や精錬に伴う排煙による大気汚染が、足尾(栃木県)、別子(愛媛県)、日立(茨城県)、神通川流域(富山県)などで農作物や住民の健康に著しい被害を与えた。また、水力発電に依存した化学工業の勃興とともに、有機水銀の流出によって水俣湾(熊本県)や阿賀野川(新潟県)を汚染し、そこでとれた魚を食べた人々の多くが健康を害し、死亡する水俣病が発生した。水俣病が
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