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大立智砂子:谢灵运五言诗一句含两个主谓句的技法

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大立智砂子:谢灵运五言诗一句含两个主谓句的技法 一 . �言 二 . こ れ ま で の �究 三 . � � � �に 關 す る 「 結 」 の 定 義 四 . 一 句 二 結 の 效 果 ・ 性 質 五 . 謝 靈 �の 一 句 二 結 と 山 水 寫 六 . 一 句 二 結 の 繼 承 七 . 結 語一 . �言 謝 靈 �は 南 期 に お い て 、 代 表 �な 山 水 詩 人 と し て 知 ら れ て い る 。 謝 靈 �と い え ば 、 多 く の 場 合 、 ・ 山 水 ・ と い...
大立智砂子:谢灵运五言诗一句含两个主谓句的技法
一 . �言 二 . こ れ ま で の �究 三 . � � � �に 關 す る 「 結 」 の 定 義 四 . 一 句 二 結 の 效 果 ・ 性 質 五 . 謝 靈 �の 一 句 二 結 と 山 水 寫 六 . 一 句 二 結 の 繼 承 七 . 結 語一 . �言 謝 靈 �は 南 期 に お い て 、 代 表 �な 山 水 詩 人 と し て 知 ら れ て い る 。 謝 靈 �と い え ば 、 多 く の 場 合 、 ・ 山 水 ・ と い う 寫 對 象 の �擇 が 問 題 と な る が 、 こ の 論 文 で は 、 修 技 法 ― 特 に 謝 靈 �の 五 言 詩 中 に 、 一 句 �に ・ �語 + �語 ・ �語 + �語 ・ と い う � �を 持 つ も の が 多 い こ と ― に �目 し た 。 例 え ば 、 『 �始 �墅 詩 』 に 「 巖 峭 嶺 稠 疊 。 ( 巖 い わ おは 峭 け わ し く 嶺 み ね は 稠 疊 ち ゅ う じ ょ うた り ) 」 と あ る 用 法 が そ れ で あ る 。 こ の 用 法 は 、 極 め て 短 い � 語 と �語 の 繰 り �し が 、 特 �の 一 つ と な っ て い る 。 こ の 論 文 は 、 こ の 用 法 を 本 格 �に 使 用 し た 先 驅 け が 謝 靈 �で あ る こ と 、 ま た 、 以 後 の 五 言 詩 へ 影 �を �ぼ し た こ と に つ い て 論 じ た も の で あ る 。 こ れ ま で の �究 を 踏 ま え 、 文 學 史 上 に お い て こ の 修 技 法 が 如 何 な る 意 味 を 持 つ も の で あ っ た の か を 檢 證 し た い 。 二 . こ れ ま で の �究 「 巖 峭 嶺 綢 疊 。 」 の よ う な 用 法 に 觸 れ て い る も の と し て 、 � � �『 中 國 中 世 文 學 �究 』 �び ( 1)、 高 木 正 一 「 謝 靈 �の 詩 風 に 謝 靈 �五 言 詩 に お け る ・句 中 の ・ � �・ 反 復 ・ に つ い て ( 大 立 ) 31 謝 靈 �五 言 詩 に お け る ・句 中 の ・ � �・ 反 復 ・ に つ い て 「 一 句 二 結 」 と い う 修 技 法 � �點 か ら 大 立 智 砂 子 つ い て の 一 考 察 ( 2 )」 が �げ ら れ る 。 �論 文 で は 、 こ の 用 法 を 「 一 句 二 意 」 、 と い う 言 �で 論 じ て い る 。 �に 一 句 一 意 の も の を 更 に 細 か く し た 一 句 二 意 な る 形 式 、 �ち 二 句 分 の �容 を 一 句 �に �り ん だ 如 き 句 法 が 南 の 宋 以 來 、 多 く な っ た と 考 へ ら れ る 。 こ れ は 畢 竟 、 �寫 が 詳 密 に な っ た こ と を 意 味 す る 。 し た が っ て 、 斯 く の 如 き 二 句 を 對 せ し め る 時 は 、 形 式 �容 と も に 、 更 に 複 雜 に な る こ と 、 言 ふ ま で も な い ( 3 )。 �論 文 に お け る 「 一 句 二 意 」 に 關 す る 指 摘 は 、 以 下 の 三 點 に ま と め る こ と が で き よ う 。 ① 一 句 二 意 は 、 劉 宋 以 來 、 多 く な っ た 。 ② 一 句 二 意 は 、 �寫 が 詳 密 で あ り 、 形 式 や �容 が 複 雜 で あ る 。 ③ 一 句 二 意 の 對 句 は 、 單 獨 の も の よ り 更 に 複 雜 な も の と な る 。 ま た 、 高 木 正 一 「 謝 靈 �の 詩 風 に つ い て の 一 考 察 」 で は 、 「 き わ め て デ リ ケ ー ト な も の や 新 し い 想 に よ る も の が み う け ら れ る 。」 と し て 、 �の 例 を �げ る 。 ・「 從 斤 竹 澗 越 嶺 溪 行 詩 」 猿 鳴 �知 �、 谷 幽 光 未 顯 ・「 石 門 新 營 � �四 面 高 山 廻 溪 石 � �林 脩 竹 詩 」 崖 傾 光 �留 、 林 深 �易 �。 ・「 石 門 巖 上 宿 」 鳥 鳴 識 夜 棲 、 木 �知 風 發 こ れ ら は い ず れ も 、 本 論 文 で 取 り 上 げ よ う と す る 修 �技 法 ( ま た は そ れ に 準 じ る も の ) と 考 え ら れ る 。 ( 「 猿 鳴 �知 �」 や 「 鳥 鳴 識 夜 棲 、 木 �知 風 發 」 は 下 三 字 の �語 が 「 我 」 で あ り 、 省 略 さ れ て い る と 考 え ら れ る )。 �木 論 文 で は 、 こ れ ら の 詩 に つ い て 、 以 下 の よ う に �べ て い る 。 … 一 語 一 語 獨 立 し た 言 �を 組 み 合 わ せ つ つ 歌 う 上 下 の 句 を 、 更 に 又 緊 密 な 對 句 に � �す る と い う 、 き め の 細 か さ を 發 揮 す る 。 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 集 32 し か し 、 高 木 論 文 は 、 上 �の 例 に 示 し た よ う な 表 現 が 、 緻 密 な 效 果 を 持 つ と 指 摘 す る に 留 ま り 、 こ の 修 � �技 法 を 中 心 と し た 檢 證 に は �ん で い な い 。 �論 文 ・ 高 木 論 文 と も に 、 一 句 �で �語 と �語 を 繰 り す こ と が 、 詳 密 ・ デ リ ケ ー ト な 表 現 で あ り 、 そ の 對 句 が 、 さ ら に 複 雜 な 表 現 と な る 、 と 指 摘 し て い る こ と は 、 重 で あ る 。 し か し 、 こ の 技 法 が い つ か ら �ん に な っ た の か 、 ど の よ う な 性 質 を も つ の か 、 こ う し た 問 題 に つ い て は 、 �論 文 に 「 劉 宋 以 來 、 多 く な っ た 」 と あ る だ け で 、 定 か で は な い 。 ま た 、 兩 論 文 で は 、 こ の 技 法 に つ い て 、 明 確 な 定 義 付 け が な さ れ て い な い 。 そ こ で 、 �章 で こ の 技 法 に つ い て の 定 義 付 け を 行 う 。 三 . � � � �に 關 す る 「 結 」 の 定 義 「 巖 峭 嶺 稠 疊 」 の よ う な 、 一 句 に 二 つ の 完 結 し た 意 味 を 持 つ 句 に つ い て 、 こ れ ま で 明 確 な 定 義 付 け や 、 決 ま っ た 名 稱 は つ け ら れ て い な い よ う で あ る 。 た だ 、 �論 文 に お い て は 、 「 一 句 二 意 」 と い う 言 が 使 用 さ れ て い る 。「 一 句 二 意 」 に つ い て は 、 �の よ う に �べ て い る 。 �に 一 句 一 意 の も の を 更 に 細 か く し た 一 句 二 意 な る 形 式 、 �ち 二 句 分 の �容 を 一 句 �に �り �ん だ 如 き 句 法 が 南 � の 宋 以 來 、 多 く な っ た と 考 へ ら れ る 。 … �論 文 で は 、 「 一 句 一 意 」 「 一 句 二 意 」 に つ い て 、 「 意 」 と い う も の の 明 瞭 な 定 義 を 行 っ て い な い 。 文 �か ら 考 察 す る と 、 �題 と そ の 敍 �部 分 と で 、 一 つ の 完 結 し た 意 味 を 持 っ て い る こ と を 、「 一 意 」 と い っ て い る よ う で あ る 。 例 え ば 、 �氏 は 、 謝 �「 奉 和 隨 王 殿 下 詩 ・ 其 十 五 」 の 「 閨 幽 瑟 易 �、 臺 � � � 中 。」 は 、「 一 句 二 意 」 �で あ る 、 と �べ て い る 。 一 つ の 「 文 」 が 、 か り に 「 一 つ の 意 、 」 を 持 つ と す れ ば 、 本 論 文 で あ つ か う ・ �語 + �語 ・ が 、「 意 」 に 當 た る と 考 え ら れ よ う 。 し か し 、 「 意 」 に は 抽 象 � 素 が 大 き く 、 そ れ を 客 � �に �斷 す る 基 準 が な い 。 そ こ で 、 定 義 を 明 確 に す る た め 、 本 論 文 で は 「 結 」 と 言 う 言 を 使 用 す る こ と と す る 。 こ れ は 、 詩 の な か で 使 用 さ れ る ・ �語 + �語 ・ を 、 「 文 」 や 「 意 」 と い う 言 で は 表 さ ず 、 以 下 の 定 義 づ け の も と 、「 結 」 と い う 新 た な 單 位 を 以 っ て 、 使 用 す る も の で あ る 。 本 論 文 で 取 り 上 げ る 〈 �語 + �語 ・ �語 + �語 〉 は 、 以 下 の 定 義 に 從 い 「 一 句 二 結 」 と 呼 ぶ こ と と す る 。 謝 靈 �五 言 詩 に お け る ・句 中 の ・ � �・ 反 復 ・ に つ い て ( 大 立 ) 33 ① ・ �語 + �語 ・ の � �を と る も の を 、 ― そ こ で 文 意 が 「 結 ば れ る 」 と い う 意 味 か ら ― こ こ で は 假 に 、「 結 」 と い う 言 �で 表 す 。 「 結 」 は 、 �語 と �語 が 明 示 さ れ て い る 場 合 に の み 用 い る 。 �語 が 省 略 さ れ て い る 場 合 は 、「 結 」 と は 言 わ な い こ と と す る 。 ② 「 結 」 は � �關 係 で あ る が 、 そ の ・ �語 + �語 ・ 自 體 が 文 章 �體 の �部 や 目 �語 と な っ て い る 場 合 に お い て は 、 「 結 」 と は い わ な い 。 た と え ば 、 陶 淵 明 「 始 作 軍 參 軍 經 曲 阿 作 」 に 「 目 倦 川 �」 と い う 句 が あ る 。 こ れ は 「 目 は 川 の �な る に 倦 む 」 と 讀 み 、「 川 �」 は 單 獨 で は � � �文 を 爲 し て い る が 、 三 字 で 「 倦 」 の 目 �語 と な っ て い る の で 、 こ の 論 文 で は 「 一 句 二 結 」 と は 見 な さ な い 。 四 . 一 句 二 結 の 效 果 ・ 性 質 一 句 二 結 の 使 用 は 、 謝 靈 �以 か ら も 、 五 言 詩 の 中 に 見 る こ と が で き る 。 し か し 、 數 量 �に 少 な い 上 に 、 そ の 使 用 法 も さ ま ざ ま で あ る 。 考 察 に 當 た り 、 ま ず 阮 �の 詠 懷 詩 を �げ る 。 詠 懷 詩 詠 懷 詩 秋 駕 安 可 學 、 秋 駕 は 安 い か で か 學 ぶ べ き 東 野 窮 路 旁 。 東 野 は 路 旁 に 窮 せ り 綸 深 魚 淵 潛 、 綸 い と深 け れ ば 魚 淵 ふ かく 潛 り �設 鳥 高 �。 � い ぐ る み設 け ら る れ ば 鳥 高 く �ぶ 汎 汎 乘 輕 舟 、 汎 汎 と し て 輕 舟 に 乘 り 演 樣 靡 � �。 演 樣 と し て �む �靡 な し … ( 以 �略 ) … 詩 中 の 「 綸 」 「 魚 」 「 �」 「 鳥 」 は 、 い ず れ も 、 實 景 と は 考 え に く い 。 こ の 二 句 は 、 む し ろ 讀 �に �理 を 意 識 さ せ る 爲 の 句 で あ る 。 一 句 二 結 は 、 〈 �+ �〉 と い う 同 じ � �が 繰 り � さ れ 、 上 二 字 と 下 三 字 が 互 い に 對 應 し 合 う の で 、 �常 、 句 中 對 と な る 。 そ し て 「 綸 ↑↓魚 」 と い う 對 偶 關 係 に よ っ て 、 捕 る も の と �れ る も の と い う �理 を 、 讀 �に 意 識 さ せ や す く な っ て い る ( 4)。 そ も そ も 、 因 果 關 係 や �理 は 、 �常 、 短 い 言 �で は 表 し に く い も の で あ る 。 し か し 、 對 偶 關 係 を 利 用 す る 事 で 、 わ ず か 一 句 五 字 で 、 「 捕 る も の 、 �れ る も の 」 の 因 果 關 係 を � �に 表 現 し て い る の で あ る 。 ま た 、「 綸 深 魚 淵 潛 、 �設 鳥 高 �。」 の よ う に 一 句 二 結 ど う 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 集 34 し で 對 句 を 爲 す こ と に よ り 、 「 捕 る も の 、 �れ る も の 」 と い う 因 果 關 係 が 二 度 繰 り �さ れ 、 さ ら に 明 確 �さ れ る 。 こ う し て 、 � 、 理 、 を 、 疊 、 み 、 掛 、 け 、 る 、 よ 、 う 、 な 、 效 、 果 、 が 感 じ ら れ る 。 一 句 二 結 を 對 句 に す る こ と で 、 �理 を � �し 、 讀 �へ の �得 效 果 を も 生 じ て い る よ う で あ る 。 こ の よ う な 一 句 二 結 は 、 魏 ・ 晉 の 詩 の な か に よ く 見 ら れ る 。 康 の 五 言 秀 才 詩 の 「 鳥 盡 良 弓 �、 謀 極 身 必 危 。」 や 、 王 彪 之 の 與 �兄 弟 方 山 別 詩 「 絲 染 悲 歎 、 路 岐 楊 感 悼 。」 も 同 樣 の 例 と 考 え ら れ る 。 ま た 、 こ の 他 に 、 「 感 覺 �イ メ ー ジ を 明 確 �す る た め 」 に 使 用 さ れ た と 考 え ら れ る も の が あ る 。 こ れ は 、 「 明 確 �」 と い う 點 で 、 � �の 一 句 二 結 と 重 な る が 、 相 手 を �き 伏 せ る と い う 意 味 合 い が 、 � �に 比 べ 、 よ り 少 な い と 考 え ら れ る も の で あ る ( 5)。 �語 は 、 時 候 ・ 氣 象 ・ 感 �な ど 、 抽 象 �な も の が 多 い 。 例 と し て 、 陸 機 の 園 �詩 ・ 其 一 「 時 �柔 風 �、 � � � � 飛 。」 や 蘇 �の 七 �七 日 詠 織 女 「 火 流 涼 風 至 」、 左 思 の 詠 史 詩 ・ 其 六 「 酒 酣 氣 �震 。 」 が あ げ ら れ る 。 こ れ ら は 、 む し ろ 雰 圍 氣 な ど の 感 覺 �な �況 を 明 確 に �寫 す る こ と を �眼 と し て い る よ う で あ る 。 時 �や 雰 圍 氣 と い っ た 感 覺 �な も の ( �況 ) は 、 な か な か 表 現 し に く い 。 し か し 、 對 偶 に よ り 對 比 �に �く こ と で 、 表 現 し い 雰 圍 氣 な ど も 、 比 較 �分 か り 易 く 表 す こ と が で き る 。 こ う し て 作 ら れ た 對 句 は 、 明 確 �に �眼 が あ る と 思 わ れ る 。 こ の よ う な 一 句 二 結 の 對 句 は 、 讀 �に 、 �況 を よ り 明 確 に 傳 え 、 イ メ ー ジ し や す く す る 爲 の も の と 考 え ら れ る 。 さ て 、 謝 瞻 の 於 安 !答 靈 "詩 ・ 其 一 「 條 #林 彌 蔚 、 波 $源 愈 濬 。 」 は 、 よ り %體 �な �寫 で あ り 、 繪 畫 � �寫 で あ る 。 �理 や 時 �、 雰 圍 氣 は 、 實 體 が な く 直 接 に 目 で 見 、 繪 に �く こ と は で き な い 。 し か し 「 條 」 や 「 林 」 は 、 � �に 比 べ 、 よ り イ メ ー ジ は 容 易 で 、 か つ %體 �で あ る 。 &に イ メ ー ジ で き る も の を 、 敢 え て 一 句 二 結 と し た の は 、 「 イ メ ー ジ の 鮮 明 �」 を 目 指 し た か ら で あ ろ う 。 「 條 は ~ 」 「 林 は ~ 」 と す る こ と で 、 一 つ 一 つ の '素 が 、 映 像 と し て イ メ ー ジ で き る 。 さ ら に 、 對 句 と し て 繰 り �せ ば 、 よ り 多 く の '素 が 明 確 �さ れ 、 イ メ ー ジ は 更 に 鮮 、 明 、 と な る の で あ る 。 謝 靈 "の (始 )墅 「 巖 峭 嶺 稠 疊 、 洲 榮 * +綿 。 」 や 七 里 , 詩 「 石 淺 水 潺 湲 、 日 -山 照 .。 」 は 、 こ の /の 一 句 二 結 と 考 え ら れ る 。 一 句 二 結 の 山 水 �寫 は 、 こ の よ う に ・鮮 明 な イ メ ー ジ を 0 1に 表 す こ と ・ が 可 能 で あ る 。 一 句 二 結 の 效 果 は 、 句 中 對 の 效 果 の ほ か に 、 「 � � 2 3の 短 さ 」 に よ る 效 果 が あ る 。 五 言 詩 の 一 句 二 結 は 、 4常 二 字 と 謝 靈 "五 言 詩 に お け る ・句 中 の ・ � �・ 反 復 ・ に つ い て ( 大 立 ) 35 三 字 に 分 か れ 、 二 字 ま た は 三 字 で 、 「 結 」 � �( = �語 + � 語 ) を 形 �し て い る 。 二 ・ 三 字 で � � � �を つ く る と 、 言 � が あ ま り に も 短 く な り 、 意 味 が �じ に く く な る 。 し か し 、 � 常 使 わ れ な い よ う な 短 い 言 �に よ っ て 、 深 い 意 味 を 傳 え ら れ れ ば 、 日 常 な 言 �使 い と な っ た 、 標 語 の よ う な �き や 、 詩 な �き を 得 る こ と が で き よ う 。 詩 の な か に 一 句 二 結 を 入 れ れ ば 、 �切 り の 短 い 、 些 か 質 な �き が 入 る の で 、 ス パ イ ス の よ う に ぴ り り と し た 表 現 と な る の で は な か ろ う か 。 五 . 謝 靈 �の 一 句 二 結 と 山 水 �寫 謝 靈 は 、 五 言 詩 に 一 句 二 結 を 多 用 し た 詩 人 で あ る 。 謝 靈 の 五 言 詩 で 使 用 さ れ て い る 一 句 二 結 は 、 �の 表 の �り で あ る ( ↓ �料 A )。 對 象 と し た 五 言 詩 數 は 、 七 七 首 。 そ の う ち 一 句 二 結 と い え る 句 は 、 三 六 句 あ っ た 。 こ の 數 字 は 、 そ れ ま で の 詩 人 に 比 べ 、 非 常 に 高 い 數 値 と い え る 。 魏 か ら 謝 靈 ま で の 詩 人 を 對 象 と し た 一 句 二 結 の 使 用 例 は 、 �料 B で あ る 。 こ れ ら は 『 先 秦 �魏 晉 南 北 �詩 ( 6)』 を テ キ ス ト に し て �べ た も の で あ り 、 五 言 詩 の み ( 7)を 對 象 と し て い る 。謝 靈 以 �、 例 え ば 、 魏 末 の 阮 �の 使 用 例 は 、 詠 懷 詩 八 十 二 首 中 、 「 身 死 魂 飛 揚 」 と 「 綸 深 魚 淵 潛 、 �設 鳥 高 �。 」 の み で あ る 。 ま た 陸 機 で は 、 對 象 と し た 四 九 首 中 、 一 句 二 結 は わ ず か 五 句 で あ る 。 魏 や 晉 で は 五 言 詩 の 數 そ の も の が 少 な い が 、 こ れ を 考 慮 し て も 、 謝 靈 詩 が 、 四 首 に 一 首 の �合 で 一 句 二 結 を 含 ん で い る の は 、 や は り 非 常 に 多 い と 言 え よ う 。 謝 靈 の 一 句 二 結 は 、 ほ と ん ど が 「 一 句 二 結 ど う し の 對 句 」 と な っ て い る 。 先 に �げ た 「 �始 �墅 詩 」 の 「 巖 峭 嶺 稠 疊 、 洲 � � �綿 。」 は 、 そ の 一 つ の 例 で あ る 。 ほ か に 、「 登 永 嘉 � 嶂 山 詩 」 の 「 澗 委 水 � 、 林 迥 巖 逾 密 。」 や 、「 登 上 戍 石 鼓 山 」 「 日 !澗 "波 、 雲 生 嶺 逾 疊 。」 な ど が �げ ら れ る 。 謝 靈 の 一 句 二 結 ( 三 十 六 句 ) の う ち 、 「 一 句 二 結 の 對 句 」 は 、 三 十 二 句 ( 十 六 對 ) で あ る 。 �料 D の 項 目 d に 、 「 一 句 二 結 の 對 句 」 の �合 を 示 し て い る 。 括 弧 #の 數 字 は 、 そ の 詩 人 の 一 句 二 結 $體 に 、 一 句 二 結 の 對 句 が 占 め る �合 を 示 し て い る 。 こ の 表 を み る と 、 謝 靈 の 「 一 句 二 結 の 對 句 」 使 用 の �合 は 、 八 九 % %く で あ る こ と が 分 か る 。 謝 靈 以 �に 、 一 句 二 結 を 對 句 に す る と い う 方 法 は 、 阮 �の 詠 懷 詩 「 綸 深 魚 淵 潛 、 �設 鳥 高 �。 」 や 、 曹 &の 「 詠 '詩 」 の 「 夜 靜 輕 � (、 天 ) *暉 澄 。」 な ど に み ら れ る が 、 八 十 九 % %く 「 一 句 二 結 の 對 句 」 を 使 用 し て い る 詩 人 は 、 管 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 集 36 見 の 限 り で は 、 見 當 た ら な い 。 一 句 二 結 の 使 用 に つ い て 、 謝 靈 �と 好 對 照 な の が 、 陶 淵 明 で あ る ( �料 C )。 陶 淵 明 は 謝 靈 �よ り 五 言 詩 の 總 數 が 十 首 ほ ど 多 い の に 、 一 句 二 結 の 使 用 例 は 少 な い ( 一 句 二 結 の 句 數 は 謝 靈 �三 六 句 に 對 し 、 陶 淵 明 が 二 二 句 )。 さ ら に 、 陶 淵 明 と 謝 靈 �に は 、 「 一 句 二 結 の 對 句 」 の 使 い 方 に 、 決 定 �と も い え る 差 �が 有 る 。 謝 靈 �詩 の 場 合 は 、 �九 �を 一 句 二 結 ど う し の 對 句 と し て い る 一 方 、 陶 淵 明 は 、 一 句 二 結 を ほ と ん ど 單 獨 で 用 い て い る 點 で あ る 。 陶 淵 明 が 一 句 二 結 を 對 句 に し て 用 い て い る の は 、 一 例 の み で あ る ( 「 九 日 閑 居 」 詩 の 「 露 淒 暄 風 息 、 氣 �天 象 明 」 )。 其 の 他 の 場 合 は 、 「 擬 古 ・ 其 一 」 の 「 枯 柳 亦 衰 」 の よ う に 、 お お む ね 單 獨 で 用 い ら れ て い る 。 ( 「 枯 柳 亦 衰 」 は 、 以 下 に 「 令 此 言 負 」 と 續 き 、 明 ら か に 「 一 句 二 結 の 對 句 」 に は な っ て い な い 。) �料 D 「 一 句 二 結 使 用 の �合 」 に よ れ ば 、 陶 淵 明 詩 に お け る 「 一 句 二 結 の 對 句 」 の �合 は 、 一 �に も 滿 た な い 事 が 分 か る 。 謝 靈 �と 陶 淵 明 に お け る 、 一 句 二 結 の 使 用 の �い は 、 一 句 二 結 の も つ 詩 �效 果 に よ る と 考 え ら れ る 。 五 言 詩 で 一 句 二 結 を 使 う と 、 �語 ・ 語 は ほ ぼ 極 限 ま で 縮 め ら れ る 。 短 く 、 し か も 完 結 し た 二 つ の � � �を 五 言 で 言 い 表 す こ と は 、 上 手 く い け ば 、 短 く 意 味 深 長 な 句 と な る が 、 �に 、 讀 �に 對 し 、 技 巧 �で �雜 な 印 象 を 與 え 易 い ( 8)。 「 一 句 二 結 の 對 句 」 と な る と 、 な お さ ら で あ る 。 一 句 二 結 の 對 句 で は 、 わ ず か 十 字 の な か で 〈 � 〉 が 四 回 繰 り �さ れ る 。 �體 が 、 わ ず か な �に め ま ぐ る し く 交 代 す る の で 、 �雜 で あ り 性 �な 印 象 を 與 え 易 い の で あ る 。 謝 靈 �の 詩 風 に つ い て 、 �雜 さ を 指 摘 し た も の が あ る 。 『 詩 品 』 上 品 ・ 謝 靈 �で は 、 �の よ う に 言 う 。 其 源 出 于 陳 思 、 雜 有 景 陽 之 體 。 故 �巧 似 、 而 �蕩 �之 、 頗 以 �蕪 爲 累 。 �謂 �人 興 多 才 高 、 寓 目 輒 書 、 �無 乏 思 、 外 無 �物 、 其 �富 宜 哉 。 詩 品 で い う 「 �蕪 」 が 、 �て 一 句 二 結 に �因 す る と は 言 え な い 。 し か し 、 一 因 で あ る と は 言 え る の で は な か ろ う か 。 謝 靈 �は 、 對 句 を 多 用 し た 詩 人 で あ る 。 一 句 二 結 は 、 特 に 句 中 對 に も な り や す い の で 、 そ れ を 更 に 對 句 と し 、 い 對 偶 關 係 を 生 み 出 す の は 、 謝 靈 �の 詩 風 に !し て い た の で あ ろ う 。 ま た 、 謝 靈 �は 一 句 二 結 で 山 水 の "寫 を 多 く 行 っ て い る 。 こ の 一 句 二 結 は 、 讀 �の イ メ ー ジ を 鮮 明 に す る も の で あ る 。 し た 謝 靈 �五 言 詩 に お け る ・句 中 の ・ � ・ 反 復 ・ に つ い て ( 大 立 ) 37 が っ て 、 對 句 に し て 樣 々 な 風 物 を �い た ほ う が 、 よ り こ の 效 果 が �す と 考 え ら れ る 。 �に 、 �力 な 對 偶 關 係 や イ メ ー ジ の 鮮 明 �、 極 端 に 短 い 非 日 常 �な 言 �の 使 用 は 、 陶 淵 明 の 詩 風 に は あ ま り に も 技 巧 �で あ り 、 詩 風 に そ ぐ わ な い 。 陶 詩 は 當 時 文 壇 で は や っ て い た よ う な 修 技 法 へ の 執 を み せ ず 、 む し ろ 古 風 で 素 朴 な 詩 風 を 持 っ て い る 。 ま た 、 陶 淵 明 の 一 句 二 結 は 、 因 果 關 係 や 、 抽 象 �な 上 記 用 を 明 、 確 、 � 、 す る 爲 の も の が 多 い よ う で あ る 。 必 ず し も 、 一 句 二 結 の 效 果 に よ り 風 景 の 鮮 、 明 、 な 、 イ メ ー ジ を 讀 �へ 傳 え よ う と は し て い な い よ う で あ る 。 從 っ て 、 謝 靈 �の よ う に 對 句 に し 、 多 く の 風 物 を �く こ と で 、 景 色 の 鮮 、 明 、 � 、 を は か る 必 も な か っ た の か も 知 れ な い 。 陶 淵 明 は 、「 一 句 二 結 」、 ま た 「 一 句 二 結 の 對 句 」 を 多 用 し な い こ と で 、 少 な く と も 結 果 �に は 、 よ り の び や か で 古 風 な 味 わ い を 得 て い る と 考 え ら れ る 。 謝 靈 �と 陶 淵 明 に お け る 、「 一 句 二 結 」 の 使 用 法 の 差 �は 、 こ の よ う に 、 二 詩 人 の 修 技 法 に 對 す る 志 向 の �い を 明 確 に 示 し て い る よ う で あ る 。 一 句 二 結 を ほ と ん ど 使 用 し な い 陶 淵 明 。 此 れ に 對 し て 、 謝 靈 �は 、 一 句 二 結 を か つ て 無 い ほ ど 多 用 し 、 な お か つ 「 一 句 二 結 の 對 句 」 を 作 り 、 �い 對 偶 關 係 を 作 っ て い る 。 因 み に 、 謝 靈 �詩 に は 、 四 、 句 、 � 、 續 、 で 一 句 二 結 を 使 用 し て い る も の が 有 る 。「 石 門 新 營 � �四 面 高 山 廻 溪 石 � �林 脩 竹 詩 」 の 「 崖 傾 光 �留 、 林 深 �易 �。 感 �慮 有 復 、 理 來 �無 存 。 」 が そ れ で あ る 。 こ の よ う な 手 法 は 、 謝 靈 �以 �に は 、 管 見 の 限 り で は 、 例 を 見 な い 。 謝 靈 �の 後 、 鮑 照 に は 、 春 羈 詩 「 岫 �雲 �綿 、 谷 屈 泉 靡 �。 風 � �四 散 、 露 濃 條 !。 」 ま た 、 "至 詩 「 舟 #莊 甚 笑 、 水 流 孔 $歎 。 景 移 風 度 改 、 日 至 %迴 換 。」 の 二 例 が み ら れ る 。 ま た 、 &文 '蕭 綱 に は 、 (同 泰 寺 )圖 詩 「 日 �光 芒 散 、 風 吟 宮 *殊 。 露 +盤 桓 滿 、 桐 生 鳳 不 雛 。 」 、 大 同 十 年 十 ,戊 寅 詩 「 "深 柳 條 +、 -後 桂 枝 殘 。 星 明 霧 色 .、 天 白 雁 行 單 。」 の 二 例 が あ る 。 鮑 照 と &文 '蕭 綱 は 、「 一 句 二 結 」 の 使 用 例 も 多 く 、 謝 靈 �の 影 �が 考 え ら れ よ う 。 こ れ ら は 、 技 法 �で は あ る が 、 鮮 明 な イ メ ー ジ を 讀 �に 傳 え 易 い 表 現 だ と 言 え よ う 。 上 /の よ う に 、 謝 靈 �は 、 一 句 二 結 を 對 句 に し て 多 用 し 、 山 水 風 景 を 鮮 明 に イ メ ー ジ さ せ る 効 果 を 得 て い る よ う で あ る 。 一 句 二 結 に よ り 、 〈 主 + 述 〉 の 繰 り 返 し は 、 ま た 、 山 水 の � 寫 に 0し て い た よ う で あ る 。 謝 靈 �の 「 登 上 戍 石 鼓 山 詩 」 を 1げ 、 檢 證 し た い 。 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 集 38 登 上 戍 石 鼓 山 詩 上 戍 の 石 鼓 山 に 登 る 詩 �人 心 長 久 、 �人 心 は 長 久 に し て 憂 憂 自 相 接 。 憂 ひ 憂 ひ て 自 ら 相 接 す 故 �路 遙 �、 故 � 路 遙 か に �く 川 陸 不 可 �。 川 陸 �る べ か ら ず 汨 汨 莫 與 �、 汨 汨 と し て 與 に �し む 莫 く 發 春 托 登 躡 。 發 春 登 躡 に 托 す 歡 願 �無 竝 、 歡 願 �に 竝 び 無 か ら ん も 戚 慮 庶 有 協 。 戚 慮 協 ふ 有 ら ん こ と を 庶 ふ 極 目 �左 闊 、 目 を 極 め て 左 の 闊 き を �め 廻 眺 右 狹 。 廻 し て 右 の 狹 き を 眺 む 日 末 澗 波 、 日 末 に し て 澗 波 を し 雲 生 嶺 逾 疊 。 雲 生 じ て 嶺 逾 よ 疊 な る 白 �競 新 �、 白 �は 新 �を 競 ひ 蘋 齊 初 �。 蘋 は 初 �を 齊 ふ 摘 � �靡 �、 �を 摘 む も �は � わ すれ し む る 靡 く ( 9) �樂 樂 不 燮 。 樂 を �し む も 樂 は 燮 や はら げ ず ( )10 佳 期 緬 無 像 、 佳 期 は 緬 は るか に し て 像 無 し 騁 �誰 云 �。 �み を 騁 は す る も 誰 か 云 に �は ん こ こ で は 、 一 句 二 結 の 、「 五 字 �で 、 ・文 ・ と し て 二 、 度 、 完 、 結 、 す る こ と 」 に �目 し た い 。 五 言 詩 に お い て 、 「 一 句 二 結 で あ る 」 と い う こ と は 、 た い て い の 場 合 、 一 番 目 の 「 結 」 は 二 字 と な り 、 二 番 目 の 「 結 」 は 三 字 と な る 。 今 、 始 め 二 字 を 「 先 結 」、 後 の 三 字 を 「 後 結 」 と 呼 ぶ こ と と す る 。 「 先 結 」 と 「 後 結 」 に は 、 そ れ ぞ れ ・ � 語 + �語 ・ � �が あ る の で 、 五 言 詩 に お け る 一 句 二 結 で は 、 先 結 は 必 ず �語 ・ �語 が 一 字 づ つ と な る 。 後 結 で は 、 三 字 中 に 必 ず ・ �語 + �語 ・ が あ る の で 、 �語 は 最 大 二 字 、 �語 も 最 大 二 字 で あ る 。 一 句 二 結 の 句 で は 、 �語 も �語 も 、 二 字 を 超 え る こ と は な い 。 上 �の よ う な 、 極 め て 短 い �語 と �語 と に よ っ て 、 「 結 」 は 作 ら れ る 。 �語 と �語 だ け で 、 最 低 四 字 を 占 め て し ま う の で あ る 。 そ こ に は 、 �語 ・ �語 以 外 の 修 �語 が 入 る 余 地 は 、 ほ と ん ど 無 い 。 一 句 二 結 で は 、 「 �語 と �語 に 何 を �擇 す る の か 」 が 、 表 現 へ の 大 き な 比 重 を 占 め る の で あ る 。 一 句 二 結 で あ る 「 日 末 澗 波 、 雲 生 嶺 逾 疊 。 」 句 は 、 「 日 ↑↓澗 」 「 雲 ↑↓嶺 」 が そ れ ぞ れ �語 と な っ て い る 。 こ の � 語 は 、 先 に �げ た 阮 �の 詠 懷 詩 「 綸 深 魚 淵 潛 、 �設 鳥 高 �。」 の 「 綸 ↑↓魚 」 「 � ↑↓鳥 」 と は 、 性 質 が な っ て い る 。 「 綸 ↑↓ 謝 靈 !五 言 詩 に お け る ・句 中 の ・ � �・ 反 復 ・ に つ い て ( 大 立 ) 39 魚 」 「 � ↑↓鳥 」 は 、 �語 を 比 較 し た だ け で も 、 そ の 因 果 關 係 を 見 出 す 事 が で き る 。 し か し 、 「 日 ↑↓澗 」 「 雲 ↑↓嶺 」 は 、 詠 懷 詩 ほ ど 、 因 果 關 係 を 意 識 さ せ な い 。 む し ろ 、 山 中 に い る 作 �が 、 眼 �の 風 景 を 見 、 魅 せ ら れ た 處 を 一 つ 一 つ 竝 べ て い る よ う な 感 覺 を 受 け る 。 し か し 、 そ れ は 單 な る 箇 條 書 き で は な く 、 一 つ 一 つ の 事 象 が 完 結 性 を も っ て �か れ て い る と 感 じ る こ と が で き る の で あ る 。 例 え ば 、「 日 」 が 「 末 」 と な る の は 、「 日 」 が 獨 自 の 動 き と し て 「 末 ( �え ゆ く )」 と な り 、 「 澗 」 が 波 を �す の は 、 そ れ 獨 自 の 動 き と し て 「 波 を �す 」 と 考 え ら れ る の で あ る 。 「 日 」 と 「 澗 」 は 、 そ れ ぞ れ 、 自 分 の あ る べ き 態 ・ 動 き を 獨 自 に 行 な っ て お り 、 そ こ に は 、 何 の 干 も 、 ほ と ん ど 感 じ さ せ る こ と が な い 。 こ の よ う な 「 完 結 性 」 は 、 特 に 一 句 二 結 が 風 景 を �寫 し た 場 合 に 、 多 く 感 じ ら れ る 。 山 水 風 物 の 一 句 二 結 に お い て 、 特 に 「 完 、 結 、 性 、 」 と い う 點 か ら 、 以 下 の 二 點 に 點 に つ い て 考 察 し た い 。 考 え ら れ る の は 、 ① ご く わ ず か の 言 �の な か に 、 何 度 も 「 完 結 」 が 繰 り �さ れ る こ と 、 ② 焦 點 が 風 景 の 一 つ 一 つ に 絞 り ま れ て い る こ と 、 の 二 點 で あ る 。 ま ず 、 ① で あ る が 、 特 に 「 一 句 二 結 の 對 句 」 の 場 合 、 十 字 の な か に 四 回 、 「 完 結 」 が 繰 り �さ れ る 。 し か も 、 ひ と つ の 「 結 」 は 、 二 字 な い し 三 字 と い う 短 さ で あ る 。 こ の よ う に 、 短 い う ち に 「 完 結 」 が 繰 り �さ れ る と 、 讀 み 手 も ま た 、 そ れ ぞ れ の 風 物 の 「 完 結 」 を 意 識 さ せ ら れ る と 想 像 で き る 。 �語 は �な る も の の 、 「 完 結 」 が 繰 り �さ れ る と い う 點 で 、 反 復 技 法 と い え そ う で あ る 。 「 登 上 戍 石 鼓 山 詩 」 を み る と 、 「 一 句 二 結 の 對 句 」 で あ る 「 日 末 澗 �波 、 雲 生 嶺 逾 疊 。」 以 外 に 、 こ の よ う な 短 期 �に � 續 し た 「 完 結 」 は 見 ら れ な い 。 こ の 二 句 は 、 詩 の な か で 、 最 も 完 結 性 を � �し た 句 で あ る と い う こ と が で き よ う 。 �に は 、 「 白 �競 新 �、 �蘋 齊 初 �。 」 と い う 句 が 續 く 。 こ の 句 は 、 「 一 、 句 、 一 、 結 、 の 對 句 」 で あ り 、 詩 の な か で は 、 一 般 �と も い え る � �を し て い る 。 し か し 、 「 一 句 二 結 の 對 句 」 に よ る 、 性 �な 「 完 結 」 反 復 の 後 に あ る こ と で 、 相 對 �に ゆ っ た り と 感 じ ら れ る 。 ま た 、 修 辭 の 少 な い 「 一 句 二 結 の 對 句 」 の 後 に 有 る こ と で 、 「 白 ・ 新 ・ �・ 初 」 と い う 修 �語 が 、 相 對 �に 、 景 物 の 美 し さ を 引 き 立 た せ る 效 果 を 持 つ と も 考 え ら れ よ う 。 こ れ と 同 樣 の こ と が 、「 �始 �墅 」 に つ い て も 言 え る 。「 �始 �墅 」 の 有 名 句 「 白 雲 �幽 石 、 �條 媚 漣 」 は 、 「 巖 峭 嶺 稠 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 集 40 疊 、 洲 � � �綿 。 」 と い う 「 一 句 二 結 の 對 句 」 の 後 に 用 い ら れ て お り 、 や は り 、 上 �の よ う な 效 果 が 得 ら れ て い る 、 と 考 え る こ と も で き よ う 。 �に 、 ② に つ い て は 、 一 句 二 結 の 「 �語 」 と 、 山 水 風 景 と の 結 び つ き 、 に �目 し た い 。 こ の 結 び つ き は 、 謝 靈 以 か ら 始 ま っ て い る が 、 謝 靈 に な り 、 そ の 用 例 が �え て い る こ と 、 謝 靈 以 後 、 鮑 照 や �文 蕭 綱 ら に も 用 例 が 多 い こ と か ら 、 謝 、 靈 、 、 か 、 ら 、 の 影 �が 推 測 さ れ る 。 從 っ て 、 謝 靈 の 「 一 句 二 結 」 の �語 、 中 で も 山 水 を �語 と す る も の に �目 し て 考 察 し た い 。 先 に ① で も �べ た �り 、「 一 句 二 結 」 で は 、「 完 結 」 す る � �が 繰 り �さ れ る 。「 日 末 澗 �波 、 雲 生 嶺 逾 疊 。」 で は 、「 日 ・ 澗 ・ 雲 ・ 嶺 」 が �語 で あ る 。 作 �は 、 そ れ ら の 一 つ 一 つ の �態 を 捉 え 、 一 字 ま た は 二 字 で 、 そ の �態 や 動 き を � �に 表 し て い る 。 そ れ は 、 ま る で 寫 眞 を 一 枚 一 枚 と 撮 っ て い る よ う で あ る ( 11)。 一 枚 の 寫 眞 は 、 「 日 が 沈 む 」、 ま た 一 枚 は 、「 谷 川 が 波 立 つ 」 �景 と い う よ う に 、 焦 點 を 、 山 水 の 景 物 の 一 つ に 絞 っ て い る 。 そ し て こ こ で は 、 四 枚 の 寫 眞 を 撮 っ て お り 、 そ の 四 枚 の 寫 眞 は 、 一 つ の 机 に 一 �に 竝 べ ら れ て い る よ う で あ る 。 焦 點 を 一 つ に 絞 り 、 そ の も の の �態 を �確 に 捉 え 、 一 枚 の 寫 眞 が で き る 。 謝 靈 は 、 一 句 二 結 に お い て は 、 「 山 水 」 を �寫 す る の に 、 山 �體 を 寫 す よ う な こ と は し て い な い 。 「 太 陽 」「 雲 」「 谷 川 」 と い う よ う に 、 山 水 の �素 を 一 枚 づ つ 寫 し 、 そ れ を 竝 べ る 事 で 、 「 山 水 」 と い う 、 山 �體 の 風 景 を 表 現 し て い る と 考 え ら れ そ う で あ る 。 謝 靈 詩 で は 、 こ う し た 「 山 水 」 の な か の 、 一 つ 一 つ の 素 材 ( 雲 ・ 川 ・ 木 な ど ) が 、 そ れ ぞ れ の 本 來 の �を し て い る こ と を 表 現 し て い る 。 つ ま り 、 有 る も の は 「 末 ( �え ゆ き )」 有 る も の は 「 生 じ 」 て い る 。 し か し 、 こ の ば ら ば ら と も 見 え る �態 ・ 動 き こ そ 、 そ れ ぞ れ が 、「 あ る べ き 本 來 の �」、 つ ま り 「 自 ず か ら 然 る �態 」 に あ る �だ と 考 え ら れ る の で あ る 。 「 風 景 �寫 の 一 句 二 結 」 は 、 一 つ 一 つ の 山 水 の 素 材 を 取 り 上 げ 、 そ れ ぞ れ の �態 を 一 つ 一 つ �べ る 。 そ し て 、 こ れ を 繰 り �す 。「 一 句 二 結 」 は 、 ・ �語 + �語 ・ と い う 單 純 � �の 繰
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