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金中:“三四三四三”式和歌之汉译

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金中:“三四三四三”式和歌之汉译 は じ め に 和 歌 の �譯 を め ぐ っ て 、 こ こ 三 十 年 來 、 日 中 の 學 �に よ り 理 論 面 お よ び 實 踐 面 か ら の 檢 討 が 幅 廣 く な さ れ 、 そ れ ぞ れ の 譯 出 案 が 提 唱 さ れ て き た 。 本 稿 は 、 こ れ ま で の 和 歌 の �譯 に つ い て 總 括 し た 上 で 、 �字 の 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 譯 出 法 を 新 た に 提 示 し 、 ま た 、 こ の 方 法 ...
金中:“三四三四三”式和歌之汉译
は じ め に 和 歌 の �譯 を め ぐ っ て 、 こ こ 三 十 年 來 、 日 中 の 學 �に よ り 理 論 面 お よ び 實 踐 面 か ら の 檢 討 が 幅 廣 く な さ れ 、 そ れ ぞ れ の 譯 出 案 が 提 唱 さ れ て き た 。 本 稿 は 、 こ れ ま で の 和 歌 の �譯 に つ い て 總 括 し た 上 で 、 �字 の 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 譯 出 法 を 新 た に 提 示 し 、 ま た 、 こ の 方 法 を 用 い て 和 歌 の 作 品 に 對 す る �體 �な 試 譯 を 行 い た い 。 一 先 行 す る 和 歌 の �譯 に つ い て の � � 和 歌 の �譯 に つ い て は 、 ま ず 非 定 型 譯 と 定 型 譯 の 二 種 �の 基 本 �な �點 が あ る 。 李 芒 氏 は 非 定 型 の 譯 出 法 を �張 し 、 和 歌 の �體 �な 容 に 應 じ て 、 四 言 、 五 言 、 七 言 お よ び 長 短 の 句 な ど 、 樣 々 な 形 に よ っ て 柔 軟 に 譯 し て い る ( 1 )。 あ ま の 原 ふ り さ け 見 れ ば 春 日 な る 三 笠 の 山 に い で し �か も ( 2 ) ( 古 今 集 ・ 羇 �・ 406・ 阿 倍 仲 呂 ) 仰 首 �長 天 、 疑 是 昔 時 �、 昇 自 奈 良 三 笠 山 。 李 芒 譯 ( 3 ) 和 歌 は 定 型 の 「 五 七 五 七 七 」 �に よ っ て 現 さ れ る も の で あ る 以 上 、 そ の 形 式 美 を 現 す た め に は 、 �譯 は や は り あ る 定 型 の 形 が �ま し い 。 定 型 譯 と し て は 、 �に �の よ う な 形 式 が あ る 。 ( 一 ) 和 歌 型 和 歌 の 原 文 と の 「 形 の 相 似 」 を 保 つ た め 、 羅 興 典 氏 は 「 五 七 五 七 七 」 の 形 式 に よ る 譯 を 提 唱 し て い る ( 4 )。 君 が 行 き 日 長 く な り ぬ 山 �ね �へ か 行 か む 待 ち に か 待 た 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の �譯 金 中 む ( � �集 ・ 卷 二 ・ 85・ 磐 �皇 后 ) 國 君 在 �中 、 冉 冉 多 日 不 回 宮 ; 賎 妾 �君 歸 、 欲 訪 �山 去 �君 ; 待 到 何 時 見 駕 臨 。 羅 興 典 譯 ( 5 ) し か し 、 和 歌 の 「 五 七 五 七 七 」 は 日 本 語 の 假 名 を 指 し て お り 、 そ れ を �字 に 表 記 す る と 、 か な り 短 く な る 。 �字 の 「 五 七 五 七 七 」 で は 、 �容 に 和 歌 の 表 現 よ り 遙 か に 多 く な り 、 ま た 、 リ ズ ム の 面 に お い て も 和 歌 と は 一 �し な い ( 6 )。 沈 策 氏 は 、 古 典 中 國 語 に よ る 「 五 七 五 七 七 」 形 式 の 缺 點 を 考 慮 し 、 口 語 の 「 五 七 五 七 七 」 形 式 に よ っ て �譯 す る こ と を 提 唱 し た ( 7 )。 わ た つ み の 豐 旗 雲 に 入 日 さ し 今 夜 の �夜 さ や け か り こ そ ( � �集 ・ 卷 一 ・ 15・ 天 智 天 皇 ) 汪 洋 大 �上 、 旗 幟 般 �雲 中 、 �射 �夕 陽 ; 看 來 今 天 �夜 、 一 定 分 外 地 �凉 。 沈 策 譯 ( 8 ) こ の 譯 出 法 の 特 �は 、 餘 分 な 語 句 を �や さ ぬ よ う に す る た め 、 口 語 を 柔 軟 に 使 用 し て お り 、 こ れ は 和 歌 の �容 を 單 純 に 表 現 す る に は 比 較 よ い 方 法 で あ る と 言 え よ う 。 し か し 、 文 體 ・ 語 感 ・ 氣 品 な ど の 點 に お い て は 、 中 國 語 の 口 語 と 日 本 語 の 文 語 と で は 天 地 の 差 が あ り 、 こ れ で は 和 歌 固 有 の 格 �を 傳 え る の は �し い ( 9 )。 ( 二 ) 傳 統 詩 句 型 1 . 七 言 四 句 型 こ の 譯 出 法 は 早 い 時 期 の 和 歌 の �譯 に 見 ら れ る 。 紫 の に ほ へ る 妹 を �く あ ら ば 人 妻 ゆ ゑ に 我 戀 ひ め や も ( � �集 ・ 卷 一 ・ 21・ 天 武 天 皇 ) 戀 妹 一 片 紫 �香 、 憐 我 深 愛 入 衷 腸 。 無 端 已 爲 他 人 �、 相 思 �恨 共 天 長 。 樓 �夷 譯 ( �) 2 . 五 言 四 句 型 錢 稻 孫 譯 『 � �集 ! ( ")』 、 楊 烈 氏 譯 『 古 今 和 歌 集 ( #)』 は $に こ の 方 法 を %用 し て い る 。 例 え ば 、 楊 烈 氏 は & 'し た 阿 倍 仲 (呂 の 歌 を )の よ う に 譯 し て い る 。 *天 翹 首 +、 春 日 故 , -。 三 笠 山 頭 �、 今 . �外 明 。 楊 烈 譯 ( /) こ の ほ か に 、 多 樣 な 形 式 に よ る 和 歌 の �譯 を $張 す る 李 茫 氏 が 、 そ の 實 踐 に お い て 、 最 も 多 用 し て い る の が こ の 形 式 で あ る 。 例 え ば 、 同 じ 阿 倍 仲 (呂 の 歌 を )の よ う に も 譯 し て い る 。 長 天 翹 首 +、 �里 一 嬋 娟 。 昔 日 應 相 識 、 初 昇 三 笠 山 。 李 芒 譯 ( 0) 3 . 四 言 四 句 型 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 八 集 170 錢 稻 孫 譯 『 � �集 � �』 で は 、 こ の 形 式 も �用 さ れ て い る 。 君 待 つ と 我 が 戀 ひ を れ ば 我 が や ど の 簾 動 か し 秋 の 風 吹 く ( � �集 ・ 卷 四 ・ 488・ 額 田 王 ) 方 我 俟 君 、 我 思 漸 漸 ; 秋 風 吹 來 、 動 我 �簾 。 錢 稻 孫 譯 ( �) 4 . 七 言 二 句 型 豐 子 譯 『 源 氏 物 語 ( )』 に 見 ら れ る 和 歌 の �譯 が 代 表 例 で あ る 。空 蝉 の 身 を か へ て け る 木 の も と に な ほ 人 が ら の な つ か し き か な ( 空 蝉 ) 蝉 衣 一 襲 餘 香 在 、 睹 物 懷 人 亦 可 憐 。 豐 子 譯 ( �) こ れ ら の 譯 は �句 や 詩 聯 と い っ た 中 國 の 傳 統 詩 の 表 現 形 式 を 用 い て お り 、 中 國 の 讀 �に 受 け 入 れ ら れ や す い と い う 長 �が あ る 。 し か し 一 方 、 短 �も あ り 、 完 �に 純 粹 な 中 國 詩 に �譯 し て し ま っ て は 、 和 歌 固 有 の 特 色 は 現 れ て こ な く な る 。 �容 �に は 、 七 言 四 句 型 で は 明 ら か に 長 �ぎ る し 、 五 言 四 句 型 も 比 較 �長 い 印 象 を 受 け る 。 そ も そ も こ う し た 長 い 字 數 に 合 わ せ る た め に は 言 �を �や さ ね ば な ら ず 、 そ れ で は 和 歌 の 含 �が 損 な わ れ て し ま う の で あ る 。 こ れ に 反 し て 、 七 言 二 句 型 で は や や 短 く 、 和 歌 の 原 意 を 十 分 に 傳 え 切 れ な い �れ が あ る 。 こ れ ら に 比 べ 、 四 言 四 句 型 は 一 首 の 和 歌 と 比 較 �對 應 す る が 、 こ の 形 式 は �に 『 詩 經 』 に 見 ら れ 、 格 �が 古 色 �然 � ぎ て 、 ま た 、 リ ズ ム も 單 �で あ る た め 、 和 歌 と の �た り は 甚 だ �い 。 ( 三 ) 減 字 型 1 .「 三 五 三 五 五 」 型 丘 仕 俊 氏 は 、 餘 分 な �容 を �や さ ぬ よ う に 考 慮 し た 結 果 、 和 歌 の 五 句 � �の 基 本 を 保 ち な が ら 、 �句 の 字 數 を 二 字 減 ら す こ と に し た 、 ち 「 三 五 三 五 五 」 形 式 の 譯 出 法 を 提 示 し た ( !)。 "江 の #夕 波 千 鳥 汝 が 鳴 け ば 心 も し の に 古 思 ほ ゆ ( � �集 ・ 卷 三 ・ 266・ 柿 本 人 $ %) 淡 #渺 、 夕 浪 映 千 鳥 。 聞 鳥 啼 、 吾 心 無 限 愁 。 懷 古 思 悠 悠 。 丘 仕 俊 譯 ( &) 2 .「 三 四 三 四 四 」 型 こ の 譯 出 法 は 和 歌 の リ ズ ム と の 對 應 を 重 'し た も の で あ る 。 高 橋 史 雄 氏 は 、 和 歌 の 二 (一 拍 と い っ た 傳 統 �な )點 か ら 、 七 五 �の 和 歌 を 「 三 七 七 」 あ る い は 「 三 七 八 」 の 形 式 に 、 五 七 �の 和 歌 を 「 三 四 三 四 四 」 の 形 式 に �譯 す る の が ふ さ わ し い と *べ た ( +)。 松 浦 友 久 氏 は 、 和 歌 が 四 (一 拍 で あ り 、 �句 が 二 拍 で あ る こ と を 指 摘 し て ( ,)、 和 歌 の 譯 を 「 三 四 三 四 四 」 の 形 式 に 統 一 し た ( -)。 例 え ば 、 阿 倍 仲 $呂 の 歌 を .の よ う に 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 漢 訳 ( 金 ) 171 譯 し て い る 。 天 �茫 仰 首 遙 � 奈 良 邊 三 笠 山 頭 �時 明 � 松 浦 友 久 譯 ( �) ( 四 ) そ の 他 林 文 �氏 譯 『 源 氏 物 語 ( �)』 で は 和 歌 の �譯 に �字 の 「 七 七 八 」 形 式 が 用 い ら れ て い る 。 そ の う ち 第 一 句 の 四 字 目 、 第 三 句 の 五 字 目 に は す べ て 「 兮 」 の 字 が 充 て ら れ て い る 。 例 え ば 、 の 空 蝉 帖 の 歌 を �の よ う に 譯 し て い る 。 空 蝉 蛻 兮 去 無 影 、 徒 �殘 殼 枝 椏 、 �踪 何 處 兮 �思 騁 。 林 文 �譯 ( �) 二 、「 三 四 三 四 三 」 に よ る 譯 出 法 の 理 論 こ こ ま で 見 て き た �な 譯 出 法 の う ち 、 ど ち ら か と 言 え ば 、 「 三 五 三 五 五 」 型 と 「 三 四 三 四 四 」 型 は 、 和 歌 固 有 の 特 色 を 傳 え よ う と す る こ と に 重 心 を 置 い て い る も の で あ る 。 �に 、 こ の 二 種 �の 譯 出 法 の 優 劣 に つ い て 、 更 に 分 析 を 加 え た い 。 「 三 五 三 五 五 」 型 の 譯 出 法 の 長 �は 、 中 國 古 典 の 詩 や 詞 に よ く 見 ら れ る 五 言 句 を 多 く 用 い て お り 、 讀 み や す く 、 讀 �に 受 け 入 れ ら れ や す い こ と で あ る 。 一 方 、 そ の 缺 點 は 、 ま ず 譯 文 が 合 計 二 十 一 字 で 依 然 と し て 長 く 、 そ の た め 、 和 歌 の 原 文 に は な い 言 �を 加 え ざ る を 得 な い こ と で あ る 。 例 え ば 、 丘 仕 俊 氏 の 譯 し た 、 春 �ぎ て �來 た る ら し 白 た へ の 衣 干 し た り 天 の 香 �山 ( � �集 ・ 卷 一 ・ 28・ 持 統 天 皇 ) 春 已 盡 、 似 覺 �日 炎 。 如 白 雲 、 家 家 晒 衣 衫 。 天 �香 �山 ( �)。 に 見 え る 「 炎 」 「 家 家 」 と い っ た 語 は 、 和 歌 の 原 意 に は な い も の で あ る 。 更 に 、 「 三 五 三 五 五 」 が 和 歌 の リ ズ ム と 對 應 し な い と い う 問 題 點 が あ る 。 �知 の よ う に 、 中 國 の 文 語 詩 は 二 字 一 拍 で あ る た め 、 三 言 、 五 言 は そ れ ぞ れ 二 拍 、 三 拍 と な り 、 い ず れ も そ の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る 。 し た 丘 仕 俊 氏 が 譯 し た 柿 本 人 �呂 の 歌 の リ ズ ム � は �の と お り で あ る 。 ( 淡 !)( 渺 × )、( 夕 浪 )( 映 千 )( 鳥 × )。( 聞 鳥 )( 啼 × )、 ( 吾 心 )( 無 限 )( 愁 × )。( 懷 古 )( 思 悠 )( 悠 × ) ( ")。 こ れ に 對 し て 、 和 歌 の 原 作 の リ ズ ム � は 四 �一 拍 #に 從 え ば 、 �の よ う に な る 。 ( あ ふ み の )( う み × × ) ( ゆ ふ な み )( ち ど り × )( な が な け )( ば × × × ) ( こ こ ろ も )( し の に × )( い に し へ )( お も ほ ゆ ) こ の よ う に 、 �譯 に お け る 三 つ の 五 言 句 は 、 い ず れ も そ れ 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 八 集 172 に 相 當 す る 和 歌 の 七 �句 よ り 一 拍 分 多 く な っ て し ま う 。 本 來 「 心 も し の に 古 思 ほ ゆ 」 の �に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 � が 一 つ あ る だ け で 、 詠 ん で み れ ば 一 氣 呵 �で あ り 、 格 �は 重 厚 で あ る 。 こ れ に 對 し て 、 そ の �譯 で あ る 「 吾 心 無 限 愁 。 懷 古 思 悠 悠 」 は 、 �切 り の あ る 一 組 の 押 韻 句 で あ る た め 、 格 � が 輕 快 流 暢 に な っ て し ま い 、 原 作 と は 一 �し て い な い 。 「 三 四 三 四 四 」 型 の 譯 出 法 の 長 は 、 容 が 一 首 の 和 歌 に お お よ そ 相 當 し 、 リ ズ ム も 和 歌 に 比 較 � �く 、 組 み 合 わ せ る こ と に よ っ て 、「 五 七 �」「 七 五 �」 と い っ た 句 切 れ に 柔 軟 に 對 應 で き る こ と で あ る ( )。 一 方 、 そ の 缺 點 は �に �の 點 に あ る 。 つ ま り 、 和 歌 の 七 �の 末 句 に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る が 、 そ れ に 相 當 す る �譯 の 四 言 の 末 句 に は 休 �が 含 ま れ な い 。 同 じ く 二 拍 で あ っ て も 、 詠 ん で み る と い さ さ か 硬 く 、 和 歌 の 末 句 の 活 き 活 き と し た と こ ろ に は �ば な い ( �)。 こ の ほ か 、 七 五 �の 和 歌 に 對 し て 、 �譯 の 結 び の 「 四 四 」 の 二 句 が 組 み 合 わ さ る と 、 そ の ま ま 一 つ の 八 言 句 を 形 �す る こ と に な り 、 こ の 形 式 は 中 國 詩 に お け る 表 現 の 傳 統 性 に 乏 し く 、 流 暢 に 詠 め な い こ と も 指 摘 で き よ う 。 以 上 に �げ た 樣 々 な 譯 出 法 は 、 中 國 の 傳 統 �な 詩 句 の 使 用 に 重 き を 置 い た ば か り に 、 結 果 �に 、 和 歌 固 有 の 特 色 が 十 分 に 反 映 さ れ て い な い も の か 、 そ れ と は �に 、 和 歌 の リ ズ ム を 表 現 す る こ と に �意 す る あ ま り 、 そ の 結 果 、 中 國 古 典 詩 の 傳 統 と 乖 離 し た も の か 、 ど ち ら か に �っ て い る 。 そ れ で は 、 こ の 二 �か ら 長 を �ね 備 え た 、 中 國 傳 統 の 詩 句 を 用 い て 和 歌 固 有 の 特 色 を 再 現 す る こ と は 可 能 で あ ろ う か 。 そ れ は 可 能 で あ る 。 そ の 方 法 と は 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 譯 出 法 で あ る 。 こ れ は 「 三 四 三 四 四 」 の 譯 出 法 が � �し た も の で あ り 、 つ ま り 、 そ の 末 尾 の 一 字 を �っ た も の で あ る 。 こ の 一 字 の 修 正 を 輕 �し て は な ら な い 。 �譯 の 總 合 �な 效 果 を 高 め る こ と に お い て 、 そ れ は 重 大 な 意 味 を 有 し て い る 。 ま ず 、 容 の 上 で は 、 和 歌 に 更 に 接 �す る よ う に な る 。 � �し た よ う に 、 和 歌 の �譯 と し て 、 �字 「 五 七 五 七 七 」 型 の 三 十 一 字 、 七 言 �句 型 の 二 十 八 字 は い ず れ も 明 ら か に 冗 長 で あ る 。 「 三 五 三 五 五 」 型 の 二 十 一 字 、 五 言 �句 型 の 二 十 字 も や は り 長 い 感 じ が す る 。 そ れ で は 、 一 首 の 和 歌 の 容 は 、 一 體 ど れ の �字 量 に 相 當 す る の で あ ろ う か 。 古 典 �語 は 單 � !語 で あ り 、 一 字 一 �で あ る 。 日 本 語 の 單 語 は 長 短 "な る た め 、 同 じ く 五 �句 、 あ る い は 七 �句 で あ っ て も 、 そ こ に 含 ま れ る 單 語 の 量 は 必 ず し も 一 �し な い 。 一 首 の 和 歌 の 容 に 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 漢 訳 ( 金 ) 173 至 っ て は 、 更 に 千 差 �別 で あ る 。 し か し 、 理 論 上 、 古 典 詩 歌 で は �語 の 一 字 は 、 基 本 �に 日 本 語 の 假 名 二 �に 相 當 す る と 指 摘 さ れ て い る ( �)。 そ れ 故 、 日 本 語 の 三 十 一 �に よ っ て 表 現 さ れ る 一 首 の 和 歌 は 、 そ の �容 は �均 し て 古 典 �語 の 十 五 ・ 五 字 に 相 當 す る こ と が 、 お お よ そ 斷 さ れ よ う 。 從 っ て 、 「 三 四 三 四 四 」 型 の 十 八 字 を 「 三 四 三 四 三 」 型 の 十 七 字 に 修 正 す る こ と は 、 明 ら か に こ の �均 値 に よ り �付 く の で あ る 。 �に 、 リ ズ ム の 上 で は 、 和 歌 と 更 に 對 應 す る よ う に な る 。 詩 歌 の 結 び の 部 分 は 、 々 に し て 一 首 の 作 品 �體 の �韻 效 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 果 の 決 定 に 重 �な 役 �を 果 し て い る 。 和 歌 �譯 の 末 句 を 四 字 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ か ら 三 字 に 改 め る こ と で 、 二 拍 の リ ズ ム を 保 っ た ま ま 、 そ の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が 現 れ る 。 こ れ に よ っ て 、 和 歌 の 七 �の 句 末 に 附 隨 す る 四 分 の 一 拍 相 當 の 休 �に よ る リ ズ ム 感 を 取 り 入 れ 、 和 歌 の よ う な 餘 韻 に 富 み 、 意 の 盡 き ざ る 獨 特 の 效 果 が 生 ま れ て く る 。 更 に 、 表 現 の 上 で は 、 中 國 の 讀 �に 受 け 入 れ ら れ や す く な る 。「 三 四 三 四 三 」 は 和 歌 �譯 の 原 初 �な 形 態 で あ る 。 �譯 を 完 �す る 段 階 で は 、 和 歌 の �部 � �に よ っ て そ れ を 組 み 合 わ せ て か ら 句 點 を 付 け る 。 後 �す る よ う に 、 一 首 の 和 歌 の �譯 は 、 最 � �に は い ず れ も 二 つ の 七 言 句 に 一 つ の 三 言 句 を 加 え た 形 と な り 、 中 國 の 傳 統 詩 に よ く 見 ら れ る も の と な る 。 �仄 を 究 め る こ と に よ っ て 、 中 國 古 典 詩 の 韻 律 法 則 と 合 �さ せ れ ば 、 和 歌 の 古 �な 風 韻 を 再 現 す る こ と が で き よ う 。 三 、「 三 四 三 四 三 」 の 譯 出 法 の 實 踐 以 下 、 筆 �は 「 三 四 三 四 三 」 の 形 式 を 用 い て 、 �な る � � の 和 歌 を �譯 し て み る 。 ( 一 ) 七 五 � 七 五 �は �ち 「 五 、 七 五 、 七 七 」 の � �で あ る 。『 古 今 集 』 以 後 、 和 歌 の �流 を 占 め る よ う に な り 、 語 �は 流 麗 輕 快 を 特 �と す る 。 見 わ た せ ば �も 紅 も な か り け り 浦 の と ま や の 秋 の 夕 ! ( 新 古 今 集 ・ 秋 上 ・ 363・ "原 定 家 ) こ の 歌 は 典 型 �な 七 五 �で あ り 、 そ の 拍 # � �は �の と お り で あ る 。 ( み わ た せ )( ば × × × ) ( は な も も )( み ぢ も × )( な か り け )( り × × × ) ( う ら の と )( ま や の × )( あ き の ゆ )( ふ ぐ れ × ) ( $) 初 句 「 見 わ た せ ば 」 の 末 尾 に は 、 四 分 の 三 拍 に 相 當 す る 休 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 八 集 174 �の 停 頓 が あ る 。 二 句 目 と 三 句 目 の �に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が 存 在 す る が 、 基 本 �に は �讀 し て お り 、 三 句 目 の 末 尾 に は 四 分 の 三 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る 。 四 句 目 と 五 句 目 の �に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が 存 在 す る が 、 基 本 �に �讀 さ れ て お り 、 五 句 目 の 末 尾 に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る 。 和 歌 の 原 意 に 忠 實 に 、 「 三 四 三 四 三 」 の 形 式 に よ っ て �の よ う に �譯 す る こ と に し た 。 � 處 櫻 紅 � 皆 � �岸 �廬 日 �秋 原 作 の 句 切 れ � �と 對 應 さ せ る た め 、 二 句 目 と 三 句 目 、 � び 四 句 目 と 五 句 目 の 二 組 の 「 四 三 」 字 を 組 み 合 わ せ て 七 言 句 と す る 。 中 國 の 七 言 詩 も ま さ に 「 四 三 」 の � �で あ る 。 句 讀 點 を 付 け る と 、 �の よ う に な る 。 � 處 、 櫻 紅 �皆 � 、 �岸 �廬 日 �秋 。 � め ぐり て の ぞむ 處 、 櫻 紅 �皆 な �え さ り ぬ 、 �岸 の �廬 ば う ろ 日 � に ち ぼの 秋 。 そ の 拍 � � �を 示 す と 、 �の と お り で あ る 。 ( � )( 處 × )、( 櫻 )( 紅 �)( 皆 �)( × )、( �岸 ) ( �廬 )( 日 �)( 秋 × )。 「 � 處 」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る 。 「 櫻 紅 �皆 � 」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ り 、 「 も 紅 �も な か り け り 」 の リ ズ ム 感 と 比 較 � 一 �す る ( �)。 「 �岸 �廬 日 �秋 」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ り 、 こ れ も ま た 「 浦 の と ま や の 秋 の 夕 �」 に � い リ ズ ム 感 を 生 み 出 し て い る 。 こ こ で は 、 和 歌 の 「 七 五 」 句 と 「 七 七 」 句 を す べ て �語 の 七 言 句 に 譯 し て お り 、 文 字 上 の 長 短 の �い は 現 れ て い な い も の の 、 兩 �と も 休 �が 含 ま れ る と い う �韻 上 の 特 �が 再 現 さ れ て い る 。 こ の よ う に 、 七 五 �の 和 歌 は 最 � �に 「 三 七 七 」 の 句 式 に よ っ て 表 現 さ れ る 。 以 下 に 、 そ の ほ か の 譯 例 を 示 し て お く 。 春 の 園 紅 に ほ ふ 桃 の 下 照 る �に 出 で 立 つ を と め ( � �集 ・ 卷 十 九 ・ 4139・ 大 �家 持 ) 春 !、 桃 灼 灼 紅 交 映 、 少 女 亭 亭 立 � �。 春 の !、 桃 灼 灼 し や く し や く た り 紅 く れ な ゐ 交 こ も ご も 映 ず 、 少 女 亭 亭 と し て � �に 立 つ 。 "よ ゆ め 戀 し き 人 に 逢 ひ 見 す な さ め て の 後 に わ び し か り け り ( 拾 #集 ・ 戀 二 ・ 709・ よ み 人 知 ら ず ) "中 莫 ! 伊 人 莫 譴 來 相 會 、 醒 後 料 知 惆 悵 生 。 "の 中 莫 か れ 。 伊 人 か の ひ と 來 た り て 相 ひ 會 くわ いせ し む る 莫 か れ 、 醒 さ め て 後 料 は かり 知 る 惆 悵 ち う ち や うの 生 ず る を 。 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 漢 訳 ( 金 ) 175 ( 二 ) 五 七 � 五 七 �は �ち 「 五 七 、 五 七 、 七 」 の � �で あ り 、 � �時 代 に 多 く 見 ら れ る 。 そ の 語 �は �重 典 を 特 と す る 。 � �し た 阿 倍 仲 呂 の 歌 は 典 型 �な 五 七 �で あ り 、 そ の 拍 �リ ズ ム の � �は �の と お り で あ る 。 ( あ ま の は )( ら × × × )( ふ り さ け )( み れ ば × ) ( か す が な )( る × × × )( み か さ の )( や ま に × ) ( い で し つ )( き か も × ) 初 句 「 あ ま の 原 」 の 末 尾 に は 四 分 の 三 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る が 、 第 二 句 と �讀 さ せ な け れ ば な ら ず 、 不 安 定 な リ ズ ム 感 を 生 み 出 し て い る 。 「 ふ り さ け 見 れ ば 」 の 末 尾 に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ り 、 や や 停 頓 し た 後 、 す ぐ 第 三 句 の 「 春 日 な る 」 に 續 く 。 三 句 目 と 四 句 目 の �況 は 初 二 句 と ほ ぼ 同 じ で あ る 。 末 句 「 い で し �か も 」 の 末 尾 に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る 。 こ の 歌 を 「 三 四 三 四 三 」 の 形 式 に よ っ て �の よ う に �譯 し て み る 。 �長 空 料 知 應 是 春 日 境 三 笠 山 巓 �明 � 句 切 れ の � �に 從 っ て 、 そ れ を 組 み 合 わ せ て 句 讀 點 を 付 け る と 、 �の よ う に な る 。 �長 空 料 知 應 是 、 春 日 境 三 笠 山 巓 、 �明 �。 長 空 を �み て 料 り 知 る 應 ま さ に 是 な る べ し と 、 春 日 の 境 さ か ひ 三 笠 の 山 巓 さ ん て ん、 �明 �。 そ の 拍 �リ ズ ム の � �は �の と お り で あ る 。 ( �長 )( 空 × )( 料 知 )( 應 是 )、( 春 日 )( 境 × )( 三 笠 ) ( 山 巓 )、( �明 )( �× )。 「 �長 空 」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る が 、 「 料 知 應 是 」 と �讀 さ せ な け れ ば な ら ず 、 こ う し た 不 安 定 な リ ズ ム 感 は 「 あ ま の 原 ふ り さ け 見 れ ば 」 と 頗 る 相 似 す る 。 讀 點 に よ っ て や や 休 止 し た 後 、 以 下 の 「 春 日 境 三 笠 山 巓 」 の �況 は �の 句 と ほ ぼ 同 じ で あ る 。 末 句 の 「 �明 �」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る 。 「 三 四 」 字 を 組 み 合 わ せ た 七 言 句 は 格 律 詩 の 句 式 で は な く 、 詞 の 句 式 に �似 し て い る 。 こ れ に よ っ て 、 �體 �に 五 七 �の リ ズ ム 感 が 再 現 さ れ て い る と 言 え よ う 。 こ の よ う に 、 五 七 �の 和 歌 は 最 � �に 「 七 七 三 」 の 句 式 に 表 現 さ れ 、 そ の う ち 、 二 つ の 七 言 句 が と も に 「 三 四 」 の � � と な っ て い る 。 こ の 形 式 に よ っ て 、 � �し た 額 田 王 の 歌 を � の よ う に �譯 す る 。 待 � �正 相 思 處 、 妾 閨 � � �簾 動 、 �秋 風 。 � �を 待 ち て 正 ま さに 相 ひ 思 ふ 處 、 妾 が 閨 � � � び び と し て 簾 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 八 集 176 動 き 、 秋 風 �る 。 ( 三 ) そ の 他 和 歌 に は そ の ほ か 、 「 五 七 、 五 、 七 七 」 と い う 句 切 れ の 形 式 が あ り 、 そ の �感 は 五 七 �と 七 五 �の 中 �で あ り 、 作 品 數 は 比 較 �少 な い 。 春 の 野 に 霞 た な び き う ら 悲 し こ の 夕 か げ に 鶯 鳴 く も ( � �集 ・ 卷 十 九 ・ 4290・ 大 家 持 ) そ の 拍 リ ズ ム の � �は 、 の と お り で あ る 。 ( は る の の )( に × × × )( か す み た )( な び き × ) ( う ら が な )( し × × × ) ( こ の ゆ ふ )( か げ に × )( う ぐ ひ す )( な く も × ) 初 句 「 春 の 野 に 」 の 末 尾 に は 四 分 の 三 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る が 、 第 二 句 と �讀 さ せ な け れ ば な ら ず 、 不 安 定 な リ ズ ム 感 を 生 み 出 し て い る 。 「 霞 た な び き 」 の 末 尾 に は 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ り 、 や や 停 頓 し た 後 、 す ぐ 第 三 句 に 續 く 。 「 う ら 悲 し 」 の 末 尾 に は 四 分 の 三 拍 に 相 當 す る 休 � の 停 頓 が あ る 。 四 句 目 と 五 句 目 の �に は 、 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �の み あ り 、 基 本 �に �讀 し て お り 、 五 句 目 の 末 尾 に 四 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る 。 そ れ を 「 三 四 三 四 三 」 の 形 式 に よ っ て の よ う に �譯 す る 。 春 原 野 �霞 繚 繞 漫 傷 悲 夕 照 光 中 鴬 鳥 啼 句 切 れ の � �に 從 い 、 そ れ を 組 み 合 わ せ て 句 讀 點 を 付 け る と 、 の よ う に な る 。 春 原 野 �霞 繚 繞 、 漫 傷 悲 、 夕 照 光 中 鴬 鳥 啼 。 春 の 原 野 �霞 え ん か 繚 繞 れ う ぜ う と し て 、 漫 そ ぞ ろ に 傷 み 悲 し む 、 夕 照 の 光 の 中 に 鴬 あ う鳥 て う啼 く 。 そ の 拍 リ ズ ム の � �は の と お り で あ る 。 ( 春 原 )( 野 × )( �霞 )( 繚 繞 )、( 漫 傷 )( 悲 × )、( 夕 照 ) ( 光 中 )( 鴬 鳥 )( 啼 × )。 「 春 原 野 」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る が 、 「 烟 霞 繚 繞 」 と �讀 さ せ な け れ ば な ら ず 、 不 安 定 な リ ズ ム 感 を 生 み 出 し て い る 。 「 漫 傷 悲 」 の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �の 停 頓 が あ る 。 「 夕 照 光 中 」 と 「 鴬 鳥 啼 」 を 組 み 合 わ せ る と ち ょ う ど 一 つ の 七 言 格 律 の 詩 句 と な り 、 そ の 末 尾 に は 二 分 の 一 拍 に 相 當 す る 休 �が あ る 。 リ ズ ム の 上 で は 原 作 に か な り �い も の で あ る と 言 え よ う 。 こ の よ う に 、 「 五 七 、 五 、 七 七 」 � �の 和 歌 は 最 � �に 「 七 三 七 」 の 句 式 に 表 現 さ れ 、 そ の う ち 、 一 つ 目 の 七 言 句 が 「 三 四 」 の � �と な っ て い る 。 そ の ほ か の 譯 例 を 示 し て お く 。 君 な ら で 誰 に か 見 せ む � �色 を も 香 を も 知 る 人 ぞ し る 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 漢 訳 ( 金 ) 177 ( 古 今 集 ・ 春 上 ・ 38・ 紀 友 則 ) �非 君 誰 堪 與 示 ? 玉 � �、 色 香 唯 有 識 人 知 。 � も し 君 に 非 ざ れ ば 誰 た れ に か 示 す に 堪 た え ん 。 玉 � �、 色 香 し き か 唯 だ あ り 識 し る 人 の み 知 ら ん 。 お わ り に 本 稿 で は �字 の 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 譯 出 法 を 提 示 し た が 、 そ の 長 �は �の と お り で あ る 。 ( 一 ) 表 現 �容 が 和 歌 と ほ ぼ 一 し 、 餘 分 な 語 句 を 加 え る 必 が な い 。 ( 二 ) 拍 數 や 休 �の 位 置 な ど の リ ズ ム の 面 に お い て は 、 和 歌 と 比 較 �對 應 し て い る 。 ( 三 ) 中 國 古 典 の 詩 や 詞 の 表 現 傳 統 と 符 合 し 、 中 國 の 讀 に 受 け 入 れ ら れ や す い 。 譯 文 は 最 � �に は い ず れ も 、 二 つ の 七 言 句 に 一 つ の 三 言 句 を 加 え た も の と し て 書 寫 さ れ る 。 �ち 、 七 五 �は 「 三 七 七 」 に 、 五 七 �は 「 七 七 三 」 に 、 「 五 七 、 五 、 七 七 」 の � �の 歌 は 「 七 三 七 」 に な る 。 こ の よ う に 、 形 式 が 整 っ て お り 、 和 歌 の �部 � �は 一 目 瞭 然 で あ る 。 「 三 四 三 四 三 」 形 式 は 、 �容 、 � �、 リ ズ ム な ど 和 歌 固 有 の 特 色 を 傳 え る と 同 時 に 、 中 國 古 典 の 詩 や 詞 の 表 現 傳 統 に も 符 合 し て お り 、 和 歌 に 對 す る 合 理 �な 譯 出 法 で あ る と 言 え よ う 。【 �】 ( 1 ) 詳 し く は 、 李 芒 「 和 歌 �譯 問 題 小 議 」(『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 七 九 年 第 一 期 )、 「 和 歌 �譯 問 題 再 議 」 ( 同 上 、 一 九 八 ○ 年 第 一 期 )、「 和 歌 �譯 問 題 三 議 」( 同 上 、 一 九 八 一 年 第 四 期 )、 「 日 本 古 典 詩 歌 �譯 問 題 」( 同 上 、 一 九 八 二 年 第 六 期 )、「 和 歌 ・ 俳 句 の �譯 『 和 �比 較 文 學 叢 書 』 の た め に 」(『 和 �比 較 文 學 叢 書 第 八 卷 和 �比 較 文 學 �究 の �問 題 』 、 汲 古 書 店 、 一 九 八 八 年 ) な ど を 參 照 さ れ た い 。 ( 2 ) 本 稿 で 引 用 す る �の 和 歌 は す べ て 『 新 日 本 古 典 文 學 大 系 』 ( 岩 波 書 店 ) に よ る 。 ( 3 ) �(1 )李 芒 「 和 歌 �譯 問 題 小 議 」 第 三 九 頁 。 ( 4 ) 羅 興 典 「 和 歌 �譯 有 獨 特 �形 式 美 �與 李 芒 同 志 � �」 (『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 八 一 年 第 一 期 )。 ( 5 ) 同 �、 第 四 一 頁 。 ( 6 ) 詳 し く は 、 實 �惠 秀 「 �あ い か ら 羅 興 典 氏 の 和 歌 �譯 論 に つ い て 」 ( 『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 八 一 年 第 四 期 )、 高 橋 史 雄 「 和 歌 和 俳 句 � �譯 也 有 獨 特 � �律 美 �與 李 芒 先 生 和 羅 興 典 先 生 � �」(『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 八 一 年 第 四 期 ) 中 國 詩 文 論 叢 第 二 十 八 集 178 �び 王 �「 和 歌 格 律 探 源 」(『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 九 ○ 年 第 三 期 )を 參 照 さ れ た い 。 ( 7 ) 「 也 談 談 和 歌 �譯 問 題 」 ( 『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 八 一 年 第 三 期 )。 ( 8 ) 同 �、 第 三 ○ 頁 。 ( 9 ) 孫 久 富 「 關 於 《 � 集 》 �譯 語 言 問 題 探 討 �與 沈 策 同 志 � 」(『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 八 三 年 第 四 期 )。 ( 10) 「《 � 集 》 �譯 」(『 日 本 文 學 』 一 九 八 三 年 第 四 期 )。 ( 11) 中 國 友 誼 出 版 公 司 、 一 九 九 二 年 。 ( 12) 復 旦 大 學 出 版 �、 一 九 八 三 年 。 ( 13) 同 �、 第 八 八 頁 。 ( 14) 李 芒 「 和 歌 ・ 俳 句 の �譯 『 和 �比 較 文 學 叢 書 』 の た め に 」 第 二 五 六 頁 。 ( 15) �( 11)錢 稻 孫 譯 書 第 一 〇 五 頁 。 ( 16) 人 民 文 學 出 版 �、 一 九 八 〇 年 。 ( 17) 同 �、 第 五 九 頁 。 ( 18) 「 和 歌 格 �與 �譯 問 題 」 ( 『 日 語 學 �與 �究 』 一 九 八 二 年 第 三 期 )。 ( 19) 同 �、 第 二 六 頁 。 ( 20) �(6 )高 橋 史 雄 論 文 。 ( 21) 詳 し く は 、 松 浦 友 久 『 リ ズ ム の 美 學 日 中 詩 歌 論 』 ( 明 治 書 院 、 一 九 九 一 年 、 第 二 五 ~ 二 九 頁 )、『 中 國 詩 歌 原 論 比 較 詩 學 の �題 に �し て 』( 再 版 、 大 修 �書 店 、 一 九 九 二 年 、 第 一 八 二 ~ 一 八 五 頁 ) 、 『 『 � 集 』 と い う 名 の 雙 關 語 日 中 詩 學 ノ ー ト 』 ( 大 修 �書 店 、 一 九 九 五 年 、 第 一 七 三 ~ 一 八 〇 頁 ) を 參 照 さ れ た い 。 ( 22) �( 21)松 浦 友 久 『 中 國 詩 歌 原 論 比 較 詩 學 の �題 に �し て 』 第 一 九 四 ~ 二 〇 一 頁 。 ( 23) 同 �、 第 一 九 七 頁 。 ( 24) 洪 範 書 店 有 限 公 司 、 二 〇 〇 〇 年 。 ( 25) 同 �、 第 五 八 頁 。 ( 26) �( 18)丘 仕 俊 論 文 第 二 七 頁 。 ( 27) 括 弧 は 一 拍 を 表 し 、 × 印 は 休 �を 表 す 。 以 下 も 同 樣 で あ る 。 ( 28) �( 22)と 同 じ 。 ( 29) 高 兵 兵 「 和 歌 �譯 實 踐 體 會 」 ( 西 北 大 學 學 報 [哲 學 �會 科 學 版 ] 一 九 九 八 年 第 一 期 、 第 五 五 頁 )。 ( 30) �( 22)松 浦 友 久 �作 第 一 九 九 頁 。 ( 31) 本 稿 で 言 う と こ ろ の 「 拍 � � �」 と は 、 す べ て 「 韻 律 の リ ズ ム 」 を 指 し 、 「 意 味 の リ ズ ム 」 の こ と で は な い 。 兩 �の � 別 に つ い て は 、 �( 21) 松 浦 友 久 『 中 國 詩 歌 原 論 比 較 詩 學 の �題 に �し て 』 第 一 八 六 ~ 一 九 一 頁 を 參 照 さ れ た い 。 こ の �原 定 家 の 歌 の 意 味 リ ズ ム は �の と お り で あ る 。 ( み わ た せ )( ば × × × ) ( は な も × )( も み ぢ も )( な か り × )( け り × × ) ( う ら の × )( と ま や の )( あ き の × )( ゆ ふ ぐ れ ) ( 32) 中 國 の 七 言 詩 と 日 本 語 の 七 五 �の リ ズ ム 感 が �似 し て い る 「 三 四 三 四 三 」 形 式 に よ る 和 歌 の 漢 訳 ( 金 ) 179 こ と に つ い て 、 松 浦 友 久 『 リ ズ ム の 美 學 日 中 詩 歌 論 』 ( 第 四 四 ~ 六 〇 頁 )、『『 � �集 』 と い う 名 の 雙 關
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