化学疗法科

化学疗法科 化学療法科レジデントカリキュラム 伊藤良則、畠清彦、高橋俊二、水沼信之、陳勁松 ,,乳癌薬物療法カリキュラム 期間:6ヶ月から,年 対象:初期研修,年終了者以上 方法:病棟において主治医として診療従事、指導医の回診を受ける 外来においてはレジデント，指導医のペア主治医制をとる 月，12:00-13:00病棟症例検討会 13:00-15:00部長回診または名誉院長回診 火，10:00-11:30乳癌病棟回診 12:00-13:00外来治療カンファランス 水，18:00-20:00医局症例検討会 木，8:20-8:50抄読会 金，8:00-9:00乳癌cancer board，第2、4週の金曜日， 12:00-13:00外来治療カンファランス レジデント達成項目 GIO (general instructional objective) 標準的な薬物療法の基礎を理解し、実施し、患者の全身管理、生活指導ができる SBO (Specific behavioral objectives) 乳癌一般 1. 乳癌患者の理学所見をとれる，知、技， 2. 必要な検査を依頼できる，知、技， 3. 理学所見と検査結果を解釈し、乳癌の状態を把握できる，知， 4. 乳癌stagingができる，知， 5. 予想される症状について説明できる，知， 6. 無治療での自然経過を説明できる，知， 化学療法 7. 抗癌剤の作用機序を説明できる，知， 8. 標準的化学療法が指示、処方できる，知、技， 9. 抗がん剤静脈内投与が適切にできる，技， 10. 抗がん剤投与の再確認ができる。，技， 11. 血管外漏出に対して適切な処置ができる，知、技， 12. その治療の奏効率と意義について説明できる，知， 13. その治療のTTP(Time to progression),TTF(Time to treatment failure)と 意義について説明できる，知， 14. その治療の生存率と意義について説明できる，知， 15. 抗がん剤の投与量の意義について説明できる，知， 16. 抗がん剤の投与期間の意義について説明できる，知， 17. 好中球減尐に対して適切に抗生剤、G-CSFを使用し対応できる，知、技， 18. 血小板減尐に対して適切に対応できる，知、技， 19. 貧血に対して適切に対応できる，知、技， 20. 嘔気嘔吐下痢などの消化器毒性に適切に対応できる，知、技， 21. 脱毛の予想について説明でき、対応を説明できる，知， 22. 神経毒性の予想について説明でき、対応を説明できる，知、技， 23. 口内炎にたいして適切に対応できる，知、技， 24. 心毒性の危険について説明でき、その危険を回避できる，知、技， 25. 性腺障害について説明できる，知， 26. 間質性肺炎の危険とその回避方法にについて説明できる，知， 27. 皮膚障害について説明し、対処できる，知， 28. ,次発癌について説明できる，知， 29. 治療の効果判定ができる，知、技， 30. 副作用のgradingができる，知、技， 31. アンソラサイクリンの意義について説明し、適切に使用できる，知、技， 32. タキサンの意義について説明し、適切に使用できる，知、技， 33. トラスツズマブの意義について説明し、適切に使用できる，知、技， 34. ビスホスホネートの意義について説明し、適切に使用できる，知、技， 35. 大量化学療法の意義、位置づけについて説明できる，知， 36. 転移性乳癌における化学療法の利益，効果，と損失，副作用、危険性，を比 較して説明できる，知， 37. 局所進行乳癌における化学療法の利益，効果，と損失，副作用、危険性，を 比較して説明できる，知， 38. 術後補助療法における化学療法の利益，効果，と損失，副作用、危険性，を 比較して説明できる，知， 内分泌療法 39. 内分泌療法の作用機序を説明できる，知， 40. 内分泌療法の予測因子について説明できる，知， 41. 予測因子にもとづいて内分泌療法が選択できる，知、技， 42. 転移性乳癌における内分泌療法の利益，効果，と損失，副作用、危険性，を 比較して説明できる，知， 43. 術後補助療法における内分泌療法の利益，効果，と損失，副作用、危険性， を比較して説明できる，知， 複合 44. 転移性乳癌、局所進行乳癌、術後補助療法のおける化学療法、内分泌療法、 放射線療法の目的と意義について説明できる，知， 45. 化学療法、内分泌療法の利益、損失について比較し説明できる，知， 46. 局所療法と全身療法の観点から各々の治療法について説明できる，知， その他 47. 必要な文献を検索できる，知、技， 48. 臨床研究について理解でき、説明できる，知， 49. 疼痛コントロールができる，知、技， 50. 高カルシウウム血症に対応できる，知、技， 51. 胸水、腹水管理ができる，知、技， レジデント達成項目 GIO (general instructional objective) 適切な時期に適切な内容の薬物療法を選択、実施し、患者の全身管理、生活指導ができる SBO (Specific behavioral objectives) 52. 外来初診患者の検査計画、治療計画が立てれる，知、技， 53. おかれた乳癌の状態から適切な治療候補を複数あげ、その利点、欠点につい て患者に分かりやすく説明できる，知， 54. 適切な化学療法が選択でき、処方、投与できる，知、技， 55. 適切な内分泌療法が選択でき、処方、投与できる，知、技， 56. 候補としてあげた治療のうち標準治療と研究治療，治験、市販後臨床試験、 自主研究，の違いについて具体的に説明できる，知， 57. 治験分担医師として臨床研究および治験を実行できる，知、技， 58. 化学療法、内分泌療法の薬理学について説明できる，知， 59. 臨床研究の統計学について説明できる，知， 60. 遺伝子治療の目的、方法、位置づけを説明できる，知， 61. 臨床研究テーマについて議論ができる，知、技， 62. 臨床研究の結果を学会発できる，知、技， 63. 臨床研究の結果を論文投稿できる，知、技， 64. 治験支援システム、,;,について説明できる，知， 65. EBMに則り、乳癌治療に関する文献の解釈ができる，知、技， 66. 適切な態度、話し方でinformed consentができる，知、技、態， 67. 外来通院中の患者からの電話での緊急の訴えに適切に対応できる，知、技、 態， 68. 放射線治療の適応について放射線科医に相談、依頼できる，知、技， 69. 手術の適応について外科医に相談、依頼できる，知、技， 70. その他の診療科に適切に相談、依頼できる，知、技， 71. 他院に適切に紹介できる，知、技， 72. 在宅医療支援室に適切に紹介できる，知、技， 73. ホスピスに適切に紹介できる，知、技， 74. 患者の要求に応じて生命予後について過不足なく説明できる，知、技、態， 75. 適切な時期にDNRについて家族に説明できる，知、技、態， 76. 求められたsecond opinionに対して適切に回答できる，知、技、態， ,. 消化管化学療法カリキュラム 期間:3-,か月最低単位とする 対象:初期研修,年終了者以上 方法: 病棟において主治医として診療従事、指導医の回診を受ける 外来においてはレジデント，指導医のペア主治医制をとる ，担当，総括 水沼、下部消化管:水沼、上部消化管 陳 月，12:00-13:00病棟症例検討会 13:00-15:00部長回診または名誉院長回診 水，18:00-20:00医局症例検討会、 木，8:20-8:50抄読会 18:00-20:00消化器cancer board 2.1下部消化管の研修 レジデント達成項目 GIO (general instructional objective) 大腸癌に対する化学療法を理解し、実施し、患者の全身管理、生活指導ができ る SBO (Specific behavioral objectives) 一般 1. 消化器癌患者の理学所見をとれる，知、技， 2. 必要な検査を依頼できる，知、技， 3. 理学所見と検査結果を解釈し、消化器癌の状態を把握できる，知， 4. 消化器癌のstagingができる，知， 5. 予想される症状について説明できる，知， 6. 無治療での自然経過を説明できる，知， 化学療法 7. 抗癌剤の作用機序を説明できる，知， 8. 手術不能進行癌に対する5-FU/l LV療法化学療法が指示、処方できる，知、 技， 9. 手術不能進行癌に対するLow doseCPT-11療法が指示、処方できる，知、技， 10. 手術不能進行癌に対するMMC/FU療法が指示、処方できる，知、技， 11. Neoadjuvant chemotherapyとしての進行下部直腸癌に対する5-FU/lLV-XRT 術前放射線化学療法が指示、処方できる，知、技， 12. Adjuvant chemotherapyとしての5-FU/lLV療法、経口フッ化ピリミジンが 指示、処方できる，知、技， 13. 抗がん剤静脈内投与が適切にできる，技， 14. 抗がん剤投与の再確認ができる。，技， 15. 血管外漏出に対して適切な処置ができる，知、技， 16. その治療の奏効率と意義について説明できる，知， 17. その治療のTTP,TTFと意義について説明できる，知， 18. その治療の生存率と意義について説明できる，知， 19. 抗がん剤の投与量の意義について説明できる，知， 20. 抗がん剤の投与期間の意義について説明できる，知， 21. 好中球減尐に対して適切に抗生剤、G-CSF を使用し対応できる，知、技， 22. 血小板減尐に対して適切に対応できる，知、技， 23. 貧血に対して適切に対応できる，知、技， 24. 嘔気嘔吐下痢などの消化器毒性に適切に対応できる，知、技， 25. 脱毛の予想について説明でき、対応を説明できる，知， 26. 口内炎にたいして適切に対応できる，知、技， 27. 腎毒性の危険について説明でき、その危険を回避できる，知、技， 28. 皮膚障害について説明し、対処できる，知， 29. 治療の効果判定ができる，知、技， 30. 副作用のgradingができる，知、技， 31. 5-FU及びその誘導体についての意義について説明し、適切に使用できる，知、 技， 32. 5-FU/LV療法のバラエテイを理解し実際に投与し副作用が管理できる，知、 技， 33. CPT-11の意義について説明し、適切に使用できる，知、技， 34. MMCの意義について説明し、適切に使用できる，知、技， 35. Oxaliplatinの意義について説明できる，知， 36. IMC-C225の意義について説明できる，知， 37. 遠隔転移を有する消化器癌における化学療法の利益，効果，と損失，副作 用、危険性，を比較して説明できる，知， 38. 術後補助療法における化学療法の利益，効果，と損失，副作用、危険性， を比較して説明できる，知， 39. 症例の病状、病期に沿った適切な化学療法が選択でき、処方、投与できる ，知、技， 40. 疼痛コントロールができる，知、技， 41. 腹水管理ができる，知、技， 42. イレウスについて説明でき、対策をたてることができる。，知、技， 43. 腹水について説明でき、対策をたてることができる。，知、技， 44. 消化管穿孔について説明でき、対策をたてることができる。，知、技， 45. 消化管出血について説明でき、対策をたてることができる，知、技， 46. 適切な態度、話し方でinformed consentができる，知、技、態， 47. 外来通院中の患者からの電話での緊急の訴えに適切に対応できる，知、技、 態， 48. 放射線治療の適応について放射線科医に相談、依頼できる，知、技， 49. 手術の適応について外科医に相談、依頼できる，知、技， 50. ペインクリニックに適切に相談、依頼できる，知、技， 51. 心療内科に適切に相談、依頼できる，知、技， 52. 他院に適切に紹介できる，知、技， 53. 在宅医療支援室に適切に紹介できる，知、技， 54. ホスピスに適切に紹介できる，知、技， 55. 患者の要求に応じて生命予後について過不足なく説明できる，知、技、態， 56. 適切な時期にDNRについて家族に説明できる，知、技、態， 57. 求められたsecond opinionに対して適切に回答できる，知、技、態， 研究 58. 必要な文献を検索できる，知、技， 59. 臨床研究について理解でき、説明できる，知， 60. 候補としてあげた治療のうち標準治療と研究治療，治験、市販後臨床試験、 自主研究，の違いについて具体的に説明できる，知， 61. 治験分担医師として臨床研究および治験を実行できる，知、技， 62. 化学療法の薬理学について説明できる，知， 63. 臨床研究の統計学について説明できる，知， 64. 受け持った症例をプレゼンテーションできる，知、技， 65. 臨床研究テーマについて議論ができる，知、技， 66. 臨床研究の結果を学会発表できる，知、技， 67. 臨床研究の結果を論文投稿できる，知、技， 68. 治験支援システム、,;,について説明できる，知， 69. EBMに則り、消化器癌に関する文献の解釈ができる，知、技， 2.2 上部消化菅化学療法の研修 1. レジデント達成項目 期間3-6ケ月 対象:初期研修2年終了者以上(化学療法の無経験者) 方法:病棟での診療従事、レジデント，指導医のペア主治医制 GIO(general instructional objective) 標準的な治療の基礎を理解したうえで実施できるようになり、患者の全身管理?生活指導ができる。決められた治療を安全に遂行し病状に応じた対症治療が可能な医師が目標。 SBO(Specific behavioral objectives) 一般的な項目 1,食道?胃癌患者の理学所見をとれる(知、技) 2,必要な検査を依頼できる(知、技) 3,理学所見と検査結果を解釈し、食道?胃癌の状態を把握できる(知) 4,食道?胃癌のstagingができる(知) 5,予想される症状について説明できる(知) 6,無治療での自然経過を説明できる(知) 治療に関する項目 7,抗癌剤(，放射線療法)の作用機序を説明できる(知) 8. 抗がん剤静脈内投与が適切にできる(技) 9. 抗がん剤投与の再確認ができる。(技) 10. 血管外漏出に対して適切な処置ができる(知、技) 11. その治療の奏効率と意義について説明できる(知) 12. その治療の生存率と意義について説明できる(知) 13. 抗がん剤の投与量の意義について説明できる(知) 14. 病状に応じて患者の栄養管理ができる(知、技) 15. 好中球減尐に対して適切に抗生剤、G-CSFを使用し対応できる(知、技) 16. 血小板減尐に対して適切に対応できる(知、技) 17. 貧血に対して適切に対応できる(知、技) 18. 嘔気嘔吐下痢などの消化器毒性に適切に対応できる(知、技) 19. 放射線性食道炎について説明でき、対応を説明できる(知) 20. 脱毛の予想について説明でき、対応を説明できる(知) 21. 神経毒性の予想について説明でき、対応を説明できる(知、技) 22. 口内炎に対して適切に対応できる(知、技) 23. 適切な時期に検査を予定し治療の効果判定ができる(知、技) 24. 副作用のgradingができる(知、技) 25. 転移性食道?胃癌における化学療法(，放射線療法)の利益(効果)と損失(副 作用、危険性)を比較して説明できる(知) 26. 必要な文献を検索できる(知、技) 27. 臨床研究について理解でき、説明できる(知) 28. 疼痛コントロールができる(知、技) 29. 胸水、腹水管理ができる(知、技) 30. 腸閉塞に対応できる(知、技) 31. 食道閉塞に対応できる(知、技) 32. 消化管出血に対応できる(知、技) ,. 上部消化管シニアレジデント達成項目 期間6-12ケ月 対象:レジデント化学療法修了者(基礎化学療法の経験者) 方法:病棟.外来での診療従事、レジデントが主治医で指導医がアドバイザーとなる GIO(general instructional objective) 適切な時期に適切な治療法を選択し実施しできる。患者の全身管理、生活指導ができる。 一人で責任ある治療方針の意思決定を他科専門医と討論でき、今後の新たな治療の開発に参加できるmedical oncologistを養成する。 SBO(Specific behavioral objectives) 1. 外来初診患者の検査計画、治療計画が立てられる(知、技) 2. おかれた食道?胃癌の状況から適切な治療候補を複数あげ、その利点、欠点 について患者に分かりやすく説明できる(知) 3. 適切な化学療法(，放射線療法)が選択でき、処方投与ができる 4. 候補としてあげた治療のうち標準治療と研究治療(治験、市販後臨床試験、 自主研究)の違いについて具体的に説明でさる(知) 5. 治験分担医師として臨床研究および治験を実行できる(知、技) 6. 化学療法の薬理学について説明できる(知) 7. 臨床研究のテーマについて議論できる(知、技) 8. 臨床研究の統計学について説明できる(知) 9. 臨床研究の結果を学会発表できる(知、技) 10. 臨床研究の結果を論文投稿できる(知、技) 11. 治験支援システム、GCPについて説明できる(知) 12. EBMに則り、食道?胃癌治療に関する文献の解釈がでさる(知、技) 13. 適切な態度、話し方でinformed consentができる(知、技、情) 14. 外来通院中の患者からの電話での緊急の訴えに適切に対応できる(知、技) 15. 放射線治療の適応について放射線科医に相談、依頼できる(知、技) 16. 手術の適応について外科医に相談、依頼できる(知、技) 17. 内視鏡治療の適応について相談、依頼できる(知、技) 18. 消化器癌の緩和治療のためのIVRを適切に選択できる(知、技) 19. その他の診療科に適切に相談、依頼できる(知、技) 20. 他院に適切に紹介できる(知、技) 21. 在宅医療支援室に適切に紹介できる(知、技) 22. ホスピスに適切に紹介できる(知、技) 23. 患者の要求に応じて生命予後について過不足なく説明できる(知、技) 24. 適切な時期にDNRについて家族に説明できる(知、技) 25. 求められたsecond opinionに対して適切に回答できる(知、技、情)